「あかつきの村」をつくろう
知恵もあり、体力もあり、お金もある人にとって、毎日の生活は、たとえ生きてゆくための労苦はあるとしても、楽しく生き甲斐のあるものでありましょう。しかし、知恵もなく、体力もなく、お金もない、ないないづくしの人間にとって、いくら真剣に生きようと努力しても、自分一人の力ではどうにもならない時だってあります。
そんなとき、知恵のある人がない人を助け、体力ある人がない人を助け、お金のある人がない人を助けることができたら・・・そして、助け合うことにより、お互いに心に窓が開かれ、そこに、愛があることを見いだせたら・・・その人は人生に一つの確信を見いだすでしょう。「生きることは愛することである」と。自分のために生きる喜びではなく、誰か他の人のために生きる喜びを見いだす時、人は誰でも、世界中の人々が今よりもっともっと兄弟のように近く、姉妹のように愛すべきものになってくるに違いありません。
まず、愛するが故に、ひとりひとりを自由な人間として認め、更にその上で、助け合う喜びが発見できるような、小さな村をこの地上に、具体的につくろうではありませんか。それは、とても難しく困難であることは分かっております。しかし、どんな大きな障害があり、いくど失敗しても、希望を持って、やはり、つくろうではありませんか。
あかつきの村創設者
司祭 石川 能也