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| ‡「アンドール」の世界 ‡「風奏琴の少女」舞台 ‡アンドールの魔法 ‡登場人物紹介‡ |
「風奏琴(ふうそうきん)の少女」
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メールマガジン第1回 |
「ぶれんど☆こおひい」ぷれぜんつ ・'゜”*。.,:*:・'゜゜'・:*。.,・'゜”*。.,:*:・'゜゜'・:*。., 風奏琴の少女(第1回) 作:綾元ゆかり ・'゜”*。.,:*:・'゜゜'・:*。.,・'゜”*。.,:*:・'゜゜'・:*。., ----作者より---------------------------------------------------- 別のメルマガで「封印の丘」をご愛読いただいた皆様でも、初めての 皆様でも、楽しめるストーリーです。綾元の久しぶりの書き下ろし、 どうぞご愛読下さい。(少しどきどき) ---------------------------------------------------------------- 「大ニュース、大ニュース!」 村はずれの、遊び場になってる丘の上に、息せき切ってイーガラムが走 って来た。「魔法使いが、来るんだってさ!」イーガラムは、今にも踊り 出しそうにはしゃいでいる。 「ウソつけ、そんなの今どきいやしないよ。」 先に来ていたクリーグは、遅れてきたイーガラムを不機嫌そうににらみ つける。「それより、早く網を作るの、手伝え。」今日は三人で大きな網 を作り、水の少なくなった村の池で、魚をねこそぎとってやろうという計 画なのだ。 大きな川や泉が近くにないティリス村では、ため池が唯一の水源である。 しかしここのところ、ティリス村には雨が降ってない。ため池の水も、も うすぐ底をつきそうである。このままでは小麦の収穫どころか、トウモロ コシの芽さえ出ないかもしれない。 大人たちは毎日集まり、深刻な顔で相談していたが、目ざといイーガラ ムは、水の減った池で盛んに魚がはねているのに気づいた。「それなら魚 をとって食えばいいじゃないか」というクリーグの発案で、シウラは二人 と、“大網を作って魚を腹いっぱい食べよう”作戦をたてたのだ。 「けどっ、シウラのじっちゃんは、いつも琴をひきながら歌ってるじゃな いか、魔法使いや剣士が魔物と戦って…」 シウラの祖父・ブランバードは、吟遊詩人(ぎんゆうしじん)である。 が、ただの吟遊詩人ではない。風奏琴(ふうそうきん)という、それはす ばらしい音色の竪琴をひく吟遊詩人なのだ。 「あれは大昔の話だろ?今のアンドールに、魔法使いや魔物なんて、いる わけないだろ。」 「けど、私、じっちゃんから聞いた事があるわ。じっちゃんがまだアンド ール中を旅して歌っていた頃、ガレンシフで魔法使いに会った事がある って。」 ガレンシフというのは、この国・ヒムアダル王国の首都である。この村 とは、高い山々が連なるエレドオルヒムをはさんでちょうど、反対側にあ る。シウラは一度も行ったことはないが、この村よりずっと大きくて立派 でにぎやかで、大勢の魔法使いが暮らす通りもあるそうだ。 「ほうら、みてみろ。シウラのじっちゃんは、ウソなんて言わないよ。」 「うるさいっ!もしいたとしたって、こんなイナカの村に、なんでわざわ ざ来るんだよ。」 イーガラムは自慢げに、へへっと胸をはる。 「雨を降らせる為だってさ。雨を降らせる事ができる魔法使いが、ガレン シフにいるんだって。」 「雨!?」 シウラは首をかしげ、イーガラムは腹を抱えて笑った。「ウソつくなら、 もっとまともなウソつけよ、イーガラム。」 「ほっ、本当だって!さっき大人たちが言ってたの、ちゃんとしっかりこ の耳で聞いたんだから!」 「けど、私も、雨を降らせる魔法使いなんて、聞いた事がないわ。」 魔法といえばたいてい、目に見えない不思議な力でいろいろ不思議な技 をやってのけるものである。ブランバードの歌う詩でもせいぜい、炎を使 う魔法ぐらいしか聞いた事がない。 「本当だって、ウソじゃないって!」 シウラとクリーグは信じようとしなかったが、イーガラムが聞いたとい う魔法使いは本当に、ティリス村にやって来た。 雨を降らせるという、魔法使いが。 (第1回終・第2回へつづく) ================================================================ ≫バックナンバーへのリンク先 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000086548 ≫メールマガジン「ぶれんど☆こおひい」は、上記にて、 発行した全ての号を公開しています。(新着順に並んでます) ★2002/03/15〜10/04「シャドゥ・ハンター」(1〜30号)[完結] ★2002/10/11〜2003/10/10「ヱリダヌスの塔」(31〜69号)[完結] ★2003/10/24〜「風奏琴の少女」(70号〜)[連載中] ================================================================ >登録・解除の方法 「綾元のページ」のURL http://www8.ocn.ne.jp/~ayamoto1/ >メールマガジン「ぶれんど☆こおひい」は、上記URLより いつでも登録・解除できます。綾元あてメールも送れます。 「風奏琴の少女」の設定紹介もしてます。 >解除は http://www.mag2.com/m/0000086548.htm からもできます。 ================================================================ メールマガジン「ぶれんど☆こおひい」第70号 「風奏琴(ふうそうきん)の少女」第1回 発行日:2003年10月24日(週刊発行) 発行責任者:綾元ゆかり 発行システム:まぐまぐ http://www.mag2.com/ マガジンID:0000086548 ================================================================ |
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「アンドール」の世界
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アンドール〜贈られた地
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人間の王国 |
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旧王国の大公領であったデューイワルド(現バラドアグラ)を中心に成立。 |
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緑なす地アルドガレンの十五部族を統一して成立。 |
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旧王国崩壊時の戦乱を逃れた人々が東の地に建国。 |
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「風奏琴の少女」の舞台
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ヒムアダル王国 |
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ティリス村 |
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アンドールの魔法 ![]() |
新参入者(ヴィナダン) |
『古の神々に仕えるもの』が使う魔法と『恐怖に組みするもの』が使う魔法、そしてエルフが使う自然界に働きかける精霊召還魔法が存在している。いずれにせよ魔法使いは少数で、普段は『神々の谷』とよばれる場所で修行している。 聖剣(オズガー)の魔法は、『古の神々に仕えるもの』と精霊召還魔法の中間的な、特殊かつ強力な魔法。オズガーワードによってあみだされた。 |
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実践者(カラダン) :師匠について修行中 〈例〉エリル |
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哲人(ノアダン) :とりあえず一人前・弟子をとれる 〈例〉アリスター、ルウィングワルト |
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小達人(ニビンカルオ) :たいていの事ができる賢者・十万人に一人 |
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大達人(アルタカルオ) :肉体を持つ人間の最高位 |
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被免達人(リーナカルオ) :肉体を持たない人間の達人 〈例〉オズガーワード 以上略 |
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登場人物紹介 ![]() |
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シウラ |
♀16歳。“風奏琴の詩人”の後継者。 |
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エリル |
♂16歳。魔法使い。“黒の従者”。アリスターの実践者(カラダン)で、盲目のアリスターの目となって小姓も務めているが…。 |
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アリスター |
♂28歳。ヒムアダル王国宰相にして王家付き魔法使い。聖剣(オズガー)の魔法使い。“紅玉の君”。ある意味(苦笑)史上最強の魔法使いだが、レベルは哲人(ノアダン)。 |
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ブランバード |
♂59歳。高名な“風奏琴の詩人”で、シウラの祖父であり師匠。 |
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クリーグ |
♂17歳。ティリス村のガキ大将。 |
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イーガラム |
♂16歳。ティリス村の少年。 |
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ヴァルヤーヴァンヤ |
♀ヒムアダル王国の建国に力を尽くし、後に初代国王ベビスアルド1世と結婚する、伝説的な女魔法使い。絶世の美女。アリスターは彼女の生まれ変わりと噂されている。(男だけどね) |
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マリンディル |
♀前ヒムアダル王国王家付き魔法使い。アリスターの魔法の先生。占いを得意としていた。肉体亡き今はアリスターの紅水晶に宿り、彼を支えている。 |
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その他略 |
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「アンドール物語」舞台設定・協力:Loddfafnir |