アヤニ毛糸は「アヤニ・ウイメン・グループ」が生産している毛糸です。グループ名になっている「アヤニ」とはメンバーが暮すケニア首都ナイロビ市最大のスラム・キベラにある地域の名です。毛糸は草木染・手紡ぎ、羊毛100%です。
星野英子が日本に輸入し、販売しています。
1990年7月から約3年間、夫の転勤先であったケニアの首都ナイロビで暮らしました。一度は海外生活を経験してみたいと思っていましたが、それがアフリカでした。
92年3月、日本人のボランテイアグループに参加しナイロビ最大のスラム・キベラ地区にあるアヤニ・ウイメン・グループを初めて訪問しました。そこは町の集会所の片隅を間借した暗い作業場、ボランテイアは簡単な洋裁技術を教える活動でしたが、針に糸を通すにも苦労するような状態でした。でもグループのママたちはそんなことお構いなしにワイワイガヤガヤお祭り騒ぎ、一体何がおかしいのか笑い声も絶えません。「楽しい人たち」それが私の第一印象です。以来まさかこんなに長くグループと付き合っていくなんて、あの日には思いもしませんでした。
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| 届いたベスト |
93年9月、帰国後にグループリーダーの編んだべストが届き、これがアヤニ毛糸フェアートレードを始めるきっかけになりました。「この毛糸を日本で売ってみようか?」の問い掛けにママたちはちょっとの驚きと「やってやって」の大喜び、乗りかかった船で引き受けました。寄付や援助に頼らず、自らの仕事でお金を得たいというグループの応援が始まりました。その後、私はグループの自立支援を目的にしたボランテイア活動と割り切って無報酬でやっています。
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| アヤニ毛糸を使った
さをり織の猫 |
こうしていつの間にか10年あまりになりました。アフリカンなママたちの陽気なノリで始めたけれど失敗の積重ねでした。今思い出しても冷汗が出ます。「あんなことこんなこと」に掲載しました。皆様にはこの毛糸を気に入って買っていただければ、それが彼女たちへの支援であり、広い意味での国際協力にもなります。
私はその後、千葉県を拠点にママたちのお手伝いを続けています。(夫の転勤の都合により97〜2000年は鹿児島県、04〜06年は北海道・釧路市)
この10年余にママたちの明るさ陽気さは年齢と共に磨きがかかっているように思えます。2005年の訪問でメンバーのひとりひとりの顔写真を載せました。工房の雰囲気、作り手の素顔を少しでもお伝えできれば良いのですが…
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