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アヤニ・ウイメン・グループ(ケニア側)


 


この文章は、グループ自身が作成した紹介文を翻訳したものです。

アヤニ・ウイメン・グループのこれまで
アヤニ・ウイメン・グループは1986年に、カトリックのシスターの支援を受けて、47名の女性が自助のために活動を開始した団体です。団体の登録は、同年にケニア政府社会サービス局に行っています。私たちナイロビ市キベラ地区に住む女性たちが自立のために共同で活動を開始したいと考え、団体を設立しました。

メンバーのほとんどは、無職の、シングルマザーや主婦たちです。

当初の活動は、私たちが「メリーゴーランド方式」(無尽方式)と呼ぶ、メンバーの小額の積み立て運用から始まりました。そしてその積立金はメンバーの家の補修や、露天商などの立ち上げなどに充てられていました。

グループの目的
1. AIDSにより両親を亡くした子供たちを支援し、貧困を軽減することが私たちの主な目的です
2. 毛糸などの製品の売り上げを利用して、教育を受けられないメンバーとその家族の学費を支援します
3. 学校に通うことができない少女たちに、経済的自立のための職業訓練を行います

活動
1. 現在、糸紡ぎ、編み物、男子用衣類やその他の衣類の縫製を行っています。外部からの支援を受けることができるなら、織物製作も始めたいと思っております。
2. ケニアの民族ダンスを、ケニア大統領府の行事などで披露しています。

日本からの支援
1988年に、ナイロビ在住の日本人女性のグループであるアサンテの会より、13台のミシンの寄贈を受け、手縫いとミシン縫いの技術を習得しました。

3年後に、活動の拡大に伴って工房が手狭になってきたことから、新工房の建設について在ケニア日本大使館に支援の可能性を打診いたしました。日本側は、ケニア政府がグループのために土地を提供するのならという条件で、私たちの提案を考慮してくれることになりました。そして1994年10月1日にケニア政府がアヤニ・ウイメン・グループに0.25ヘクタール(約760坪)の土地の99年間無償利用を認めたのを受けて、日本大使館より、371万9290ケニアシリング(5万4695.44米ドル 当時)の草の根無償援助を頂き、新工房が建てられたことになったのです。

1996年には、長崎にあるNGO団体であるジュア・サラマの紹介により、郵政省ボランテイア貯金からの支援を受けることができました。私たちは、そのボランテイア貯金の支援により、学校制服のための布地、セーター編みミシン3台、糸紡ぎ器5台を備えることができました。

これまでの成果
◆ スラムでもあるキベラ地区に5軒の貸家を建設しました
◆ 3台の糸紡ぎ器を購入し、女性の自立支援を行いました
◆ キベラ地区の少女たちに縫製技術の研修を行いました
◆ 洋服、セーター、学校制服を製作し、グループの活動資金としました
◆ メンバーの雇用のための営業部門の充実は現在の課題です

課題
◆ 営業力の不足により利益が上がらず、年度末の配当金が捻出できませんでした
◆ グループの市場調査能力の不足により、製品在庫の山ができてしました
◆ 新たな市場を開拓することができませんでした

将来の計画
◆ 更なる器材の充実を図り、メンバーとその家族の生活水準向上を目指して、さらに活動内容の改善を図ります
◆ 少しでも多くの少女たちに、糸紡ぎ、編み物、織物、衣類の縫製などの職業訓練を実施し、少女たちによる街角でのAIDSの拡大防止に役立てます

私たちの活動をご理解いただけたでしょうか。よろしければ、ナイロビ市キベラ地区にある私たちの工房をご訪問下さい。皆さまが私たちのパートナーとして、また友人として話し合いをして下さることで、いろんなアイデアやそのための技術を習得する機会を得られれば幸いです。

皆さまに神のご加護がありますように

(田渕俊次 訳)