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ここでは、なぜアイシングなのか、 メリットは何か、あたためることとナニが違うのかなどをご説明します。
1.急性も慢性もアイシング
ケガはもちろんアイシングするということは世間的にも常識だと思います、しかし肩こりや腰痛その他慢性疾患といわれるものに対しては一般的にはあたためることが常識とされてますが、アイシングをしたほうが良い場合が多くあります、全てと言い切れないのは稀に一度あたためてからでないとアイシングが効き目ない場合もあり得るためですが、ほとんどのケースにおいて、アイシングした方が好転します。
2.なぜアイシングなのか
2-1.そのまえに、なぜ痛みがでるのか
痛みの性質にもよりますが、慢性期にでる痛み(ケガの直後ではなく、何日か経過してから出る痛み)はほとんどの場合「血流回復機構による二次的なもの」といえます。周辺組織がなんらかの障害を受け、体が自動的に自律的に、修復するために血流を多く供給できるように血管を拡げ、組織に栄養成分を行き渡らせるために血管から供給します、そのときに放出される物質の一つプロスタグランジンが知覚神経を刺激するため痛みとなって伝わります。この物質は血管を拡張する働きも持っています。
ちなみに痛み止め薬はこのプロスタグランジンの生成を阻害するため痛みは軽減するのですが、治癒に必要な機構が止まってしまうため、市販の湿布薬にも含まれる消炎鎮痛剤を多用すると自然治癒力(修復機構)がはたらきづらくなってしまい、結果的に治癒が遅れる、あるいは難治化することもあるそうです。
2-2.体の自然反応<治癒機構>
痛むということは以下のプロセスがあって痛みとなりあわられます。
組織が障害を受ける
↓
治癒機構開始
↓
障害部位をなおすため、血液をそこに集結させようと血管を拡張する
↓
血管拡張物質(プロスタグラジン)が放出され、血管が拡張と同時に知覚神経を刺激
↓
感覚として痛みが伝わってくる。
という経過があります、残念ながら、痛みは伝わるのに、「なおしてますよ」という信号(声?)は伝わってこないのです。
2-3.治癒を促進させるには=血流促進
痛み止めを使用すると、体の治癒機構を阻害してしまいます。
アイシングは治癒機構を補助し血流量を増やす作用があります。
アイシングにより冷やされた血管は径が細くなります、細くなると血流量は減るのかというと減りません、それはあたたかい血液は粘性があるため速度が遅いのですが、冷やされた血液は血球成分の振動が少なく、また粘性も低くなっていて血管の中をスムーズに流れていきます。
結果として、局所的に冷やした方がその部分の血流量は増えるようです。
<体全体が冷えると逆効果なので、体は保温しながらアイシングを行って下さい>
2-4.障害組織にとってのアイシング効果
ダメージを受けた組織は酸素や血液成分(栄養)をほしがっています、組織の熱が高いと需要量が増えてより多くの酸素や栄養素がなくてはいけなくなります。
そこでアイシングをすれば、組織の酸素需要量が減り、少ない酸素でも過ごせる状態になります、栄養素も少なくてすむ上に、血流量は増えているので組織が治りやすい環境が整うというわけです。
2-5.あたためることとは
痛いところをあたためることは、場合によっては気持ちがよく、治るような感覚にもなります、しかし、必ずしもよいものとは言えません(もちろん悪いとも言えませんが)、血管はあたたかくなると膨張するので径は太くなります、太くなれば中を通る血液成分の流れる量が増えるかというとそうでもないのです、あたたかい血液は粘性も高まり流れる速度が低下、温度によっては血球成分同志がくっつき、血管の外にいけないため、周辺組織の治療には効果的とは言えないのではないでしょうか。
しかし、心理的には温めた方が治っていくような気持ちにもなれるというもので、いくら冷やした方がいいからといっても、冷やされたら悪くなると思い込んでいれば、温めた方が治りが早くなることだって充分あり得ますね。
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