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2011年 9月18日(日) 神奈川支部講演会『じょうぶな子どもをつくる基本食』(相模原市)

 まだ残暑残る 9月半ばの 3連休、相模原市橋本にあるソレイユさがみにて神奈川支部講演会を開催しました。70万人以上の人口を擁し、横浜市、川崎市に次いで神奈川で 3番目の政令指定都市となった相模原市での講演会は、2006年の開催から数えてこれで 3度目。当初、週 2回足らずだった米飯給食は世論の高まりも受けて徐々に増え、昨年度、ようやく週 3回になりました。それにあわせて市内すべての小学校に自校炊飯設備が完備されたことを知り、「週 3回ではもったいない!ぜひもっと増やしてほしい」との声を改めて市政に届けるべく、今回の講演会に臨みました。

 途中、東日本大震災の影響で 4月から 9月に開催を延期するというハプニングもありましたが、計画停電や余震の心配なしに、参加者もスタッフも落ち着いた状態で無事、講演会を行うことができ、本当によかったです。放射能汚染に揺れる時だからこそ、本来の日本人に合った食生活を送ることの大切さに気づいてもらえたらと、皆で準備にあたりました。

 当日は、震災前から申し込まれた方も含め、「待っていました!」とばかりに大勢の方が参加くださり、会場に設置した 150個の椅子はほぼ満席。皆さん、とても熱心に講演を聴いてくださいました。お子様連れで参加された方への苦情が全くでなかったことからも、会場内の雰囲気のよさがうかがえる講演会でした。
市教委の後援も 3度目とあって、今回初めて、教育長を始め、学校保健課や保育課から合わせて 9名もの職員が参加してくださいました。実はこの 4月、たった 1ヶ月でしたが、計画停電対策として市内25の小学校で「完全米飯給食」が実施されていた相模原市(注)。その気になれば、完全米飯化はすぐにも実現できることが判明し、スタッフの期待は大きく高まりました。

 冒頭、完全米飯給食を実施する自治体を取り上げたニュース番組の上映に始まり、子どもの食にとってどれほど「ごはんを主食にする」ことが重要か、時にユーモアも交えながら圧倒的な説得力をもって訴える幕内氏のお話に、会場のあちこちで大きくうなずく姿やメモを取る姿が見受けられる中・・
『スパゲッティー、りんごジュース、ゴーヤとじゃがいものチップス、バニラアイス』
幕内氏に《最強の献立》と言わしめた相模原市の驚愕の給食が、スクリーンいっぱいに映し出されると、ため息混じりのどよめきが会場中に広がりました。市教委の皆さんは、これらを見て、何を感じ取ったのでしょうか?

 「相模原市も早く完全米飯給食になってほしい」という声が講演後のアンケートでも多数寄せられ、「市議会でぜひ提案したい」という市議さんが出現する一方で、講演会には不参加だった市長より、後日、回答が届きました。その内容はというと・・市長とは名ばかりで市教委に丸投げした、まるでやる気のない文章をそのまま転載したもの。「ご飯だけでなくパンや麺も取り入れ、色々な食材を使用することで栄養が偏ることなく、バランスの取れた魅力ある学校給食を・・」云々。全く私たちの声が届いてなかったことに、心底がっかりさせられました。行政の壁の厚さを痛感する結果となってしまいましたが、今後、市議会でもしっかりと取り上げてもらいつつ、さらなる世論形成に努めたいと思います。

 ちなみに、隣の愛川町では、今回の講演会をきっかけに、町立の全保育園の給食を見直そうと、職員を対象に幕内氏講演会を開催することが決定しました。理解・賛同者の輪は、様々な形で確実に広がっています。これからも、あきらめずに種まきを続けてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。次回開催地は、ただいま募集中!皆様のご提案、ご協力をお待ちしています。
(神奈川支部 熊谷千秋)

(注)詳しくは、おむすび通信67号掲載記事および下記の給食ニュースを参照。
⇒ http://www8.ocn.ne.jp/~f-and-h/kyusyoku/news/news.html


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