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国産の小麦
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米飯給食を増やしてください

 
 学校給食と子どもの健康を考える会の講演会の際、よく受ける質問は「私たちも学校に米飯給食が増えることを要求したいと思います」、「どう要望したらいいのでしょうか?」と言うものです。米飯給食の大切さを理解していただき、本当にありがたいことだと思っています。しかし、教育委員会や学校に「請願」、「要望」して給食が変わる例は多くありません。むしろ、現実は、県議会や市議会で学校給食に対する、請願や要求が多い自治体ほど、米飯給食が少ないのが現状です。その典型的な例が、日本一米飯給食の少ない神奈川県です。
 これまで、神奈川県内の講演会で、どれほど「私たちも学校給食に対して、さまざまな要望をしてきました」と主張する、市会議員、県会議員にお会いしたかわかりません。恐らく、東京、大阪なども同様でしょう。選挙の際、「学校給食」を争点にする議員が多いほど、米飯給食が少ないのが現状です。逆に、これまでたった一回の講演会で、米飯給食が増えた自治体や完全米飯給食になった自治体もあります。ほとんどは、学校給食に言及する政治家がほとんどいないところです。これは偶然ではないと思います。
 学校給食に言及する政治家が多い自治体の教育委員会は、「給食」というだけで嫌悪感を持ってしまっている例が多いのです。なぜなのか?全国でもっとも多い要求は、「安全、安心の給食を目指しましょう」というものです。詳細を聞けば、遺伝子組み換え食品、農薬、食品添加物のない給食を実現しましょう。というものです。たしかに、それは理想でしょう。しかし、学校給食には予算があります。父母負担は、全国的に 230円から 300円の間がほとんどです。したがって、遺伝子組み換え食品、農薬、食品添加物が使用されていない給食は、どこにもありません。給食費の父母負担を考えたら、実質、実現されることは不可能だと言ってもいいかも知れません。自治体や教育委員会が、「給食」という言葉だけで違和感や嫌悪感を持つのも仕方ない面もあります。それにも関わらず、同じ要求を繰り返す政治家がどうしているのか?それは、都会ほど子育て中の有権者が多いからでしょう。そう言わざるを得ません。
 もし、それらの議員が、本当に子どもに安全な給食を食べさせたいと願うなら、パン給食を減らし、米飯給食を増やす要求しているはずなのです。米飯給食が増えれば、必ず遺伝子組み換え食品も、農薬も食品添加物も減らすことができるのです。もちろん、すべてがなくなるわけではありませんが、確実に減らすことが可能なのです。しかも、全国1300校以上で、実際に完全米飯給食が実施されています。完全米飯給食を実施している自体体が、特別に予算が豊富にあるわけではありません。
都会ほど、米飯給食が少ないのは、生産者〈農業者〉の「声」が少ないということもあります。しかし、やはり実現不可能な提案、要求が繰り返されてきたことが妨げになってきたことはまちがいありません。
 以上のように、学校給食に対する要望、要求、提案は簡単なことではありません。むしろ、逆効果になる可能性もあります。どうしても、何かをしなければと考えていただけるのでしたら、下記の「資料」を、廻りの父母、学校関係者、教育員会、農業団体、政治家、首長に配布していただくことをお願いします。今年になり、輸入小麦粉の高騰もあり、全国で給食費の値上げ問題が議論されています。学校給食が見直される最大の好機を迎えています。無理のない範囲で、下記資料をコピー、印刷して配布していただくことをお願いします。

                                                     (幕内秀夫)


「 米飯給食を増やしてください」

 





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