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学校給食と牛乳-1 「牛乳のない給食も学校給食」      清水 修
 

   「学校給食は牛乳を出さなければならない」「学校給食から牛乳を外す事は出来ない」と、殆どの方はそう思っているのではないだろうか。しかし、このほど文部科学省への取材により、牛乳のない給食でも学校給食である事、そして、学校給食に関する諸法規の面からも、まったく違法ではない事が判明した。「牛乳を出さなければそれは学校給食ではない」というのは思い違いだった訳だ。驚くべき事実と言うしかない。少なくとも私にはそうだった。そこで、学校給食と牛乳について数回にわたり、法規上はどうなっているのか、文部科学省の見解はどうなのかなど、一つひとつを検証・公開したい。今や牛乳問題は、米飯給食推進の上でも無視する訳にもいかない面がある。暫くこの話題が続いてしまうが、どうかご容赦いただきたい。

●出さなくても良い牛乳
 まず、私自身、牛乳は出さねばならないものと思っていた事を白状せねばならない。何より本気でそう信じていたので、人に尋ねられれば、そのように堂々と答えてもいた。今となっては、それは大きな間違いだったわけだ。心からお詫びしたい。
 学校給食を管轄する、文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課から確認した事をまとめると次のようになる。

@  学校給食に牛乳を出しても出さなくても良い。牛乳は出さなければならないというものではない。牛乳のない学校給食は可能か不可能かと言われれば可能である。法律の改正があってそうなったのではなく、元々出さなくても良かった。文部科学省は牛乳を出せと強制していない。そもそも文部科学省は、出さなければならないと言える立場ではない。出さなければならないという食品すらない。
A  牛乳は一日だけ出さなくても良いというだけでなく、年間を通じて出さなくても良い。
B  牛乳を出す場合でも、その量はいくらでも良い。
C  「完全給食」「副食給食」「ミルク給食」という給食の区分はあくまで区分を示したものに過ぎず、内容を規制するものではない。
D  学校給食の栄養所要量については、一ヶ月、あるいは一年をトータルしてその所要量を充当していれば良い。食品構成上の規制はない。

 如何に、学校給食の牛乳に対する私たちの固定観念、偏見が強かったかが分かる。いや、それを持たざるを得ないほどの大規模な牛乳の推進事業と保護政策があったというべきかも知れない。
  (おむすび通信No.22より抜粋)
 


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