第7の栄養素”酵素”とは
酵素とは「体内で起こる化学反応の触媒作用をする、特定のタンパク質からできている物質」で、これまでの研究から酵素は生命を維持する上で、非常に重要な栄養素であることが明らかになっています。
酵素と聞けば、消化酵素を連想する人が多いことでしょう。しかし酵素は食べたものを消化吸収するばかりでなく、息をしたり、筋肉をうごかしたりと、一切の生命活動に関与しています。もし酵素の働きがなければ、私たちは体を動かすことも、考えることも、食べ物を消化吸収することも、目ばたきすることも出来ないのです。これまでに発見されている酵素の数は二千五百種類とも三千種類とも言われています。酵素は様々な役割を果たしますが、一種類の酵素が全ての役割を果たすのではなく、数多くの酵素がそれぞれに役割分担がきめられているのです。これらはどんな成分でも分解できるわけでもなく、それぞれの種類の酵素が対応する成分を分解するような仕組みになっています。消化酵素を例に挙げると、ペプシンはタンパク質を分解して、アミノ酸にしますが、脂肪や炭水化物を分解することはありません。脂肪を分解するのは、リパーゼと呼ばれる酵素で、脂肪と脂肪酸とグリセリンに分解します。またアミラーゼは炭水化物を分解して、ブドウ糖に変える効果がありますが、他のタンパク質や脂肪を分解することはありません。
酵素が不足すると血液がドロドロに
酵素が不足すると体の働きに様々な弊害が出てきます。体内の酵素の量と働きのバランスが崩れると、血流の流れが滞って、血液中に色々な成分がたまって汚れ、ドロドロになり、血栓ができやすくなって、様々な病気が起こってくるのです。血液が汚れると、血管の内膣が狭くなり、動脈硬化を招くことになり、ひいては各種生活習慣病の引き金になるのです。血液のドロドロ状態を招く最大の原因は、なんと言っても消化酵素の不足です。体内では、潜在酵素は優先的に消化のために使われ次に代謝のために利用されます。消化酵素が不足すると、脂肪やコレステロール、糖などは完全に分解されないまま、血液中でだぶつき、血液の粘りが増して、血液そのものの流れが悪くなり、ドロドロになってしまうのです。消化酵素の主な仕事は炭水化物、脂肪、タンパク質の三大栄養素を消化・吸収することです。血液が汚れてドロドロ状態になっているほとんどは、三大栄養素を消化する酵素が不足しているとされています。食べ物に含まれる栄養分は消化酵素の働きによって分子レベルにまで分解され、腸から吸収されます。ところが消化酵素が不足して胃や腸での分解が不十分だと、体はエネルギー源に変えて、利用することは出来ません。つまり代謝活動が弱くなってしまうのです。このような状態になると栄養分が血液中に入ってきても、充分に利用されないで、コレステロールなどが血液中にだぶつき、ドロドロと汚れてしまうことになります。しかしドロドロと汚れた血液でも、消化酵素が充分にあれば、やがて汚れが取り除かれサラサラとした血液に戻ります。このような酵素不足を引き起こす背景にあるのが、食べ過ぎや加熱調理されたものばかり食べるようになったということです。加熱された食べ物には酵素がありません。そのため体のほうが、全部、自前で消化するために酵素を作らなければなりません。ところが、食べ過ぎや病気・加齢で酵素をつくる能力が弱くなっているときには、体は消化酵素をつくるのが追いつかなくなります。このため、食べたものが充分に消化されないまま、体内に入るので、汚れたドロドロ血液の原因となります。
酵素を使い果たすと死を迎える
寿命は酵素の生産能力と、その使い方で決まります。酵素を無駄遣いすれば、本来の寿命が百歳であっても、そのまえに酵素を使い果たし病気になった時に、死を迎えます。