23/01/2012UP  LCJE本部HP
 
ローザンヌ・ユダヤ人伝道協議会日本支部

定例祈祷会の予定
 
LCJE本部ニュース103号より

★チャレンジ・責任・神の約束

     LCJEラテンアメリカ コーディネイター  デイヴィッド・セダカ  

     翻訳 : 近藤宏子 

 

しかし、ゼルバベルよ、今、強くあれ。・・主の御告げ。・・エホツァダクの子、大祭司ヨシュアよ。強くあれ。この国のすべての民よ。強くあれ。・・主の御告げ。・・仕事に取りかかれ。わたしがあなたがたとともにいるからだ。・・万軍の主の御告げ。・・

 あなたがたがエジプトから出て来たとき、わたしがあなたがたと結んだ約束により、わたしの霊があなたがたの間で働いている。恐れるな。(ハガイ書 2章4-5節) 

 この言葉が宣言された時、イスラエルの子らは約束の地に帰り、町と神殿を再建し始めたが、妨害と彼ら自身の怠慢のために再建への熱情は徐々に消え失せるようになっていった。それで主は預言者ハガイをとおして仕事に取りかかるように彼らを励まされたのである。エルサレムと神殿再建の仕事は、私たちが新しい霊的イスラエルを再建するために受けた召命と似ている。ハガイの時代のように、今日私たちはチャレンジと仕事を果たす責任と神からの約束を受けている。

 バビロニア帝国に住むユダヤ人のすべてがエルサレムに帰還するようにという命令に従ったわけではなかった。今日、神から与えられユダヤ人の心に記された新しい契約(エレミヤ3131節)を受け入れているのは少数のユダヤ人だけである。しかし受け入れ従う人々は心からそうしなければならない。それは指導者とすべての人々に対するチャレンジである。私たち皆が壊れたイスラエルの霊的神殿の再建に果たすべき役割を持っている。ハガイはこのチャレンジを3回繰り返すことにより、すべての人々に呼びかけている。問題は、人々が一旦新しい家に落ち着き自分たちの関心事にかまけはじめると、神のチャレンジはそれほど緊急性があるようには思われなくなったことであった。私たちはかつてイスラエルの救いに対して持っていたと同じ切迫感を今も持っているだろうか?今の状況に満足して召命を忘れてはいないだろうか?

 今日もハガイの時代のように(エズラ記4章1-6節)外部からの妨害がある。伝統的ユダヤ教は私たちを受け入れないし、受け入れようともしない。受け入れてもらえるように私たちは時々懸命に努力する。しかしイエスは私たちを証人として召したのであって、イエスの弁護士や擁護者として召したのではないということを私たちは忘れている!私たちは教会から妨害を受けることがあるかもしれない。私たちがしていることに対して歪曲した意見を持つ教会があるかもしれない。しかし壁ではなく、橋を架けようではないか。私たちはキリストのからだの手足である。私たちは皆教会のそれぞれの部分である。私たちの役割は孤立して働くことではなく、神から受けた賜物と召命に立って共に調和して働くことである。

 ユダヤ人伝道の内部にも問題があるかもしれない。一旦気楽に構えてしまえばビジョンも変わってくることに注意をしたい。次に何が起きるか傍観しているだけの指導者もいるかもしれない。今日私たちは奇妙な神学(エフライム論、タルムード主義者、強力なカリスマ派、個人崇拝カルト)に直面している。だから私たちが信じていることにしっかり立たねばならない。さもなければ私たちの信仰は虚しいものとなる。

ハガイが主から受けたメッセージは「強くあれ」であった。これから先にある仕事を見れば勇気を失いそうになることがあるが、失望は私たちが神の命令を充分に理解していない時生じるものである。「強くあれ」と主は言われる。これはいつの時代も主がその民に与えられた命令である。クロス王もダリウス王も軍隊や働き手を約束しなかった。仕事は召命を受けた人々によってなされなければならなかった。私たちの強さは神から来るのであって、私たち自身から来るのではない。ハガイと同時代人のザカリヤも主から同じメッセージを受け取っている。ゼカリヤ書46節には、「これは、ゼルバベルへの主のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる」とある。

そして遂に「わたしがあなたがたとともにいるからだ」という神からの約束が与えられる。私たちがやがて伝統的ユダヤ人に受け入れられるようになるだろうから、あるいは異邦人教会がユダヤ人の兄弟たちと妥協するようになるだろうからから、そうなればすべての問題を解決するための知識を獲得できて、その結果ユダヤ人伝道は成功するようになるというのでは決してない。「わたしはある」と言われる神が私たちとともにおられるという事実を理解した時こそ、私たちが受けた召命を果たせるのだ。神の約束は私たちを導くためだけでなく、私たちの手を取って立ち上がらせるためでもある。神の約束は私たちにアドバイスを与えるためでなく、私たちとともにあるためである。この約束は常に現在形であることに心を留めてほしい。「わたしがあなたがたとともにいるからだ。・・と万軍の主は言われる」。


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◆LCJEの歴史は、1980年7月にタイのパタヤで開かれたローザンヌ世界宣教協議会に遡ることができる。この会議では、民族グループへの伝道を主題として17の分科会で話し合いがなされたが、その中にユダヤ人伝道分科会があった。その分科会への参加者は20名で、10日間の話し合いがなされた。その結果、『ユダヤ人に対するクリスチャンの証し』という文書が出版された。その文書は、以下の活動目的を持った協議会の設立を提案する画期的なものとなった。

●定期的な出版物により、ユダヤ人伝道に関する情報を交換する。ユダヤ人伝道の戦略を検討するための場を提供する。

●ユダヤ人共同体の流行、傾向を調査発表する。

●ユダヤ人伝道のための各種会議を企画実行する。

この年の世界宣教会議で、LCJEはミニ協議会として発足することを許されたが、その後、現在のようなユダヤ人伝道に興味と使命を感じる人々のネットワークとして発展し、機能し始めた。

LCJE日本支部が設立されたのは、1994年10月23日。 
 
 
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