
男性ではまず前立腺肥大症
前立腺肥大症
前立腺は膀胱のすぐ下に尿道を取り囲むように存在するクルミ形の臓器で、男性にのみ存在します。通常は10〜20グラム程度ですが、100グラム以上まで肥大することもあります。肥大が軽いうちは残尿感、頻尿、尿の勢いが落ちるといった排尿症状が出るのみです。しかし進行すると排尿後に膀胱内に残る残尿が増加し、やがては腎機能を悪化させたり、突然に尿がまったく出なくなること(尿閉)もあります。診断は超音波(エコー)や直腸診で容易に出来ます。治療薬では、αブロッカーという尿道を開きやすくする薬剤が副作用も少なく頻繁に用いられています。肥大した前立腺を縮める作用がある抗アンドロゲン剤も有効ですが、勃起不全等の副作用も強く慎重に投与されます。また漢方薬では八味地黄丸や牛車腎気丸などが有名です。いっぽうで残尿が多い重症例には手術が必要ですが、ほとんどは開腹せずに内視鏡を用いた手術が行われています。
が考えられます。早い方ですと50歳頃から症状が出始めます。また脳梗塞や脳内出血、脊椎ヘルニアなどが原因となる神経因性膀胱
は男性、女性ともに発症します。ひどいときには尿閉といって全く尿が出なくなったり、放置すると腎不全になることもあります。今日では様々なお薬が開発されていますので、年だからと諦めずに試してみて下さい。当院の身障者用トイレは一見すると普通の洋式便器ですが、じつは尿流量測定装置(ウロフロメトリー)を組み込んでいます。ふつうに排尿するだけでおしっこの勢いを測定し、グラフで表示してくれます。「おかしいかな?」と思ったら、お気軽におしっこの勢いを測ってみてください(保険診療になります)。また、排尿した直後に膀胱に残る尿の量(残尿)は超音波(エコー)で簡単に測定することができ、治療方針を決める上で大切な指標となります。どちらも全く痛みはありません。
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膀胱の働きが過敏になる過活動膀胱 や、脳梗塞・脳内出血や脊椎ヘルニアに起因する神経因性膀胱 などが考えられます。もちろん男女を問わず発症します。抗コリン薬というお薬や漢方療法などが有効です。また意外に水分を採り過ぎているだけという方も少なくありません。少々面倒ですが、排尿時刻と毎回の排尿量を1日通して記録して頂けると診断の手助けとなります。計量カップがついた記録用紙を用意していますので声をかけて下さい。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る

女性では腹圧性尿失禁
に悩む方が少なくありません。咳やくしゃみをした時、重いものを持ち上げた時などお腹に力が入ると尿が漏れてしまうタイプです。女性の骨盤は出産のために下向きに大きく開いているため、膀胱を支える骨盤底筋群の働きが弱ると尿が漏れやすくなります。若い女性でも珍しくありませんが、特に妊娠、出産を経験すると骨盤底筋群が過度に引き伸ばされてしまうため尿漏れが悪化します。もちろん肥満や加齢でも同じことが起きますし、習慣性の便秘も悪影響を及ぼしているようです。治療には抗コリン薬というお薬が有効ですが、副作用のために継続できない方には漢方薬を処方することもあります。また骨盤底筋体操も効果的ですのでパンフレットをご用意しています。当クリニックでは、干渉低周波を利用した治療機器(ウロマスター)を導入する予定です。いっぽうで中高年男性では切迫性尿失禁
が多くなります。尿意を催すとトイレまで我慢できずに漏らしてしまうタイプで、脳梗塞などが原因となっていることが少なくありません。抗コリン剤を用いた治療が効果的ですが、前立腺肥大症前立腺肥大症
前立腺は膀胱のすぐ下に尿道を取り囲むように存在するクルミ形の臓器で、男性にのみ存在します。通常は10〜20グラム程度ですが、100グラム以上まで肥大することもあります。肥大が軽いうちは残尿感、頻尿、尿の勢いが落ちるといった排尿症状が出るのみです。しかし進行すると排尿後に膀胱内に残る残尿が増加し、やがては腎機能を悪化させたり、突然に尿がまったく出なくなること(尿閉)もあります。診断は超音波(エコー)や直腸診で容易に出来ます。治療薬では、αブロッカーという尿道を開きやすくする薬剤が副作用も少なく頻繁に用いられています。肥大した前立腺を縮める作用がある抗アンドロゲン剤も有効ですが、勃起不全等の副作用も強く慎重に投与されます。また漢方薬では八味地黄丸や牛車腎気丸などが有名です。いっぽうで残尿が多い重症例には手術が必要ですが、ほとんどは開腹せずに内視鏡を用いた手術が行われています。
を合併していると、逆に尿が出なくなってしまう(尿閉)こともありますので注意が必要です。
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血尿の原因としては尿路結石症 、尿路癌(がん)(腎癌 、膀胱癌 、前立腺癌 など)、尿路感染症(膀胱炎、前立腺炎など)等が考えられます。特に中高年の方に、痛みを伴わない血尿が出た場合には癌が隠れていることが少なくありません。血尿が自然に治ってしまうこともありますが、決して放置してはいけません。かならず専門医を受診して下さい。超音波(エコー)や膀胱鏡、時にはCTスキャンなどの検査を行います。最近ではPET(ペット、陽電子断層撮影法)が注目されていますが、PETでは腎臓や膀胱など尿の流れ道にできる癌を診断することはできません。なかでも早期の小さな膀胱癌を見落とさないためには膀胱鏡検査が不可欠ですが、当クリニックでは従来の金属性膀胱鏡と比べて格段に検査が楽な軟性膀胱鏡(電子スコープ式)を導入しています。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る

クラミジア や淋菌 による尿道炎が増えています。また尿道に結石がはまり込んでいることもあります。淋菌 性尿道炎では、感染して数日から1週間程度たつと黄白色の膿が出て強い排尿痛を生じます。最近は風俗店のオーラルセックスで感染することが多く、従来の抗生物質が効かない淋菌 が増えつつあるため慎重な治療が必要です。クラミジア 尿道炎では尿道がむず痒いとか膿が少し出るといった軽い症状が多く、あるいは症状がまったく出ないままに放置されることもあります。尿中のクラミジア 遺伝子を調べれば診断することができますし、さいわいに抗生物質もよく効きます。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る

血尿や蛋白尿、尿糖など検尿で異常が出る原因は本当に様々です。このページでご説明したほとんどの病気が考えられると言っても過言ではありません。また最近注目されている慢性腎臓病(CKD) も、蛋白尿をきっかけに発見されることが少なくありません。放置して末期腎不全になると透析療法が必要となるばかりか、心筋梗塞や脳卒中の誘因にもなります。体調に異常がなくても、必ず尿を再検査する必要があります。もちろん検尿異常が続くようなら専門医に相談しましょう。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る

わが国でも食生活の欧米化に伴い前立腺癌 が増加しつつあります。最終的な診断には麻酔をかけて生体検査(生検)をしなければなりませんが、まずは血中PSA(前立腺特異抗原)濃度を測定すれば、ある程度は見当をつけることができます。最近では人間ドックや地域検診、泌尿器科以外の医療機関でもPSAを測定してくれることが多くなりました。そして基準値(だいたい4ng/ml前後)以上の場合には「癌の疑いがあり」という判定になります。しかし癌以外の原因でPSAが上昇することもありますので、4〜8ng/ml程度なら数ヵ月毎にPSAを測定して経過を観ることも少なくありません。逆にPSAが4ng/ml以下だからと言って全く安心とも言い切れません。このあたりには経験を積んだ泌尿器科医の診察が不可欠です。異常値を指摘された方はもちろんのこと、前立腺癌 が気になる方は、是非、泌尿器科医に相談して下さい。最終的な診断には入院検査が必要なため、信頼できる医療機関をご紹介します。前立腺癌 と診断されても様々な治療法(手術療法、放射線療法、ホルモン療法、化学療法など)があります。ご相談の上で病状に適した治療ができる施設をご紹介します。また当クリニックでも前立腺癌 のホルモン療法を行っています。もちろん早期発見がより確実な治療につながることは言うまでもありません。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る

ED治療薬としてバイアグラをはじめ、シアリス、レビトラが発売されています。希望される方には診察の上で処方箋を発行します。この場合、他の薬剤を服用中の方は、必ずすべての服薬内容がわかるように薬剤自体やお薬手帳を持参して下さい。たとえば心臓が悪い方など処方できない場合もあります。ED診療は健康保険の適応外であり実費診療となります。目安は初診時で約3500円程度(診察料のみ)です。お薬はご希望の処方箋薬局で購入して頂くため値段はまちまちですが、概ね1錠1500円から2000円程度のようです。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る

クラミジア 感染症は非常に身近な病気です。最近では20歳代前半女性の2割程度がクラミジア に感染しているとまで言われており、通常のセックスのみなならずオーラルセックスでの感染が少なくありません。尿道の不快感など比較的軽い症状しかでないことが多いですが、重症化すると激しい前立腺炎や精巣上体炎を引き起こしたり、あるいはパートナーの女性に感染すると卵管炎から不妊症となったり、激しい腹痛を伴う骨盤内臓炎を起こしたりもします。さいわい感染にさえ気付けば抗生物質が良く効きます。淋菌 性尿道炎では黄白色の膿が出て強い排尿痛を伴います。最近では抗生物質が効きにくい淋菌が増えていますので、慎重な治療が必要です。ペニスに潰瘍ができるとか、ピリピリと痛む場合には性器ヘルペスを疑います。主に経口薬で治療しますが、再発が多いために根気強く服薬を続けることが大切です。また亀頭の周囲にブツブツができれば尖形コンジロームの可能性があります。当クリニックでは電気メスで焼きとる治療も可能ですが、最近では塗り薬も発売されています。この尖形コンジロームも再発が少なくないので注意しましょう。もちろん性行為感染症と診断されれば、パートナーも同時に治療しなければなりません。更に忘れてはいけないのが、肝炎・梅毒・HIV感染症です。この点は勘違いされている方が多いように感じますが、オーラルセックスでも肝炎や梅毒、HIVに感染することがあります。尿道炎や性器ヘルペス、尖形コンジロームのような性器の症状はなく血液検査をしないと診断できませんが、目安となる血中抗体が陽性化するには数週間から2ヶ月程度かかります。ですから感染後の間もない時期には、血液検査をしても正確な診断はできません。後日、必ず血液検査をするようにご説明しています。検査のために改めて受診するのはとてもおっくうなことですが、放置すれば命にも係わりかねない病気です。あなた自身と大切なパートナーのためにも、きちんと検査しておきましょう。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る

腎機能が持続的に低下している状態を慢性腎臓病(CKD) といいます。血液検査で診断できますが、蛋白尿をきっかけに発見される方が少なくありません。相当に悪化しない限り症状はでませんが、放置するといずれは末期腎不全となって透析療法が必要となるばかりか、心筋梗塞や脳卒中など重篤な病気の誘因にもなると考えられています。蛋白尿や血尿を指摘された方、血液検査で腎機能異常を指摘された方は、きちんと専門医に相談して下さい。当クリニックではCKD患者さんの治療にも取り組んでいきます。早期に発見すれば、お薬や食事療法や生活指導で病気の進行を大幅に遅らせることができます。 >>泌尿器科の病気と症状へ戻る