明日の医療に対する私見
我が国の医療制度は、国民がその費用負担が少なくてすむという考え方が前提になっていると思います。つまり「病気になったら国が補助してあげるから早めに受診しなさいね。」という考え方ですね。
費用が安いということが、国民に安心感を与え、またそれに異論を唱える考え方も大きな声としては過去には出てこなかったのでしょう。実際費用がお安いほうが私たちには良いわけですから。
しかしその安さが裏目に出ることになります。病院にかかる必要も無いのにかかってしまうという人が多数出てきてしまうことになり、特に高齢者が病院をお友達とのサロンにしてしまうことも、その費用の破綻に追い討ちをかけることになります。
2007年の現在では、国の医療費予算で国民の医療費を賄うことが、いままでのようにはいかなくなってしまいました。
今後の医療は病気になったらすぐに受診という以前にその予防に努めなくてはいけないと思います。要するに医学の分野は予防医学を重視する時代に突入することになるんですね。
私の住む中野区でも、自営業者が無料で受けられる成人検診が、平成20年度から対象者に全て受診票が送られるそうです。一見親切になったように思われますが、その先には以下のようなシステムが存在していくと考えます。
この検診を、受診票が送られているにもかかわらず、受診しなかった人が仮に病気になった場合、医療費の国の負担がなくなる、或いは削減されるというシステムに移行するのでは、というのが巷の噂になっています。
要するに、今後は自分で病気の予防を怠る人には、医療費負担は行わないということになっていくと考えます。
そうすると、私たち整体師の出番が来る時代となってきます。整体師の扱う人はいわゆる「病気でない病人」ですから、まさに予防医学の分野に入ってくるわけですね。
2007年冬にテレビCMで放送されている薬用養命酒の広告では、「未病」という言葉が使われており、病気の前段階の意味合いで使われています。この未病を「いまだ病気にならず」という意味に解釈すると、整体師の今後の社会的役割は人様が未病であり続けることを助ける…それこそが今後の整体師(有資格の治療師を含めた)の負うべき重き役割になっていくと思います。
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2004.01.10