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みちのくの最寄駅、上越線湯檜曽駅下り線のホームは、新清水トンネルの中にあります。
そして、隣の土合駅も同じ新清水トンネルの中にあります。今回は、湯檜曽から土合まで一駅の小さな旅です。
みちのくから早足で5分、ゆっくり歩いて10分位で湯檜曽駅に着きます。
湯檜曽駅下り列車は、1日に5本しかないので、出発前に時刻の確認を忘れずに。
湯檜曽駅の上り線ホームは、ごく普通のホーム。
上越新幹線開通前の賑やかさを思わせる長いホームですが、
今は2〜6両編成の電車が発着し、ちょっともてあまし気味。
この上りホームを東京よりまで行くと、下り線の新清水トンネル入口が見えます。
下り線ホームに行くには、改札から(といっても駅員さんは居ませんが・・・)、地下通路を通っていきます。
その通路を抜けると、ホームが現れます。でもそこはやはり地下。
新清水トンネル入口からすぐのところにホームがあります。
下りホームも異様に長いのですが、来る電車はとても短いので、
ホームの端で電車を待っていると、乗り損ねてしまう恐れがあります。
電車は連絡通路の近くで待ちましょう。
やってきました、下り電車。2両しかありません。
乗車後、車掌さんに「土合まで」と言って、切符を買いましょう。
4分後には土合駅です。途中の景色は・・・、ありません。
ずっとトンネルの中です。
この新清水トンネルは、群馬県と新潟県の県境の谷川岳の真下を通り、全長13.5キロもあります。
土合駅はこのトンネルのほぼ中間地点。という事は、地上からだいぶ深いところと考えられます。
果たして、降り立ったホームは、東京方向も新潟方向も真っ暗。
そしてそのホームに掲げられた名所案内には「土合駅地下ホーム」の文字。
今、立っている場所が名所なのでした。
「出口」の看板にしたがい歩いていくと、そこには行く手を遮るようにそびえ立つ階段。
階段横にある看板によると、段数462段、改札までの標高差70メートル、所要時間10分とある。
こんな階段があることを知らないで下車してしまった人にとっては、災いとしか言いようがない。
階段の横には、エスカレータを設置できるようなスペースが取ってあるが、
山の中の無人駅にエスカレータができる日は、やってくるのだろうか?
このホームは下り専用。しかも次の下り電車は数時間後。
嫌でもこの階段を登るしかないのである。
気合を入れて登頂開始。
階段には、親切に段数が10段ごとに書かれている。
これなら、数え間違えて最初から登りなおしなんて心配はない。
(そんなことする人はいない?)
さらに親切な事に、310段目には休憩用のベンチが置いてあった。
ここで一息いれ、もう一頑張り。地上の明かりはだいぶ近い。
ようやく階段を登り終え、振り返ると、足元には暗闇に続く階段。
この階段は登るのも大変だけど、降りるのも覚悟が必要と思われる。
やっと出口かと思っていたら、「お疲れさまでした」の言葉とともに、
「改札出口まであと143メートル。階段2ヶ所で24段です。がんばって下さい。」
の文字が。
まだまだ通路は続くのでした。
そして、やっと改札口に到着。
そこには「下りホーム、486段の階段を下りますので、10分要します。」の看板。
この駅では、列車の発車10分前には改札を通らなければ、
乗り遅れてしまう駅なのでした。
駅には「日本一のモグラえき」の看板が。これって自慢できる事なのでしょうか?
エスカレータが設置され「標高差日本一のエスカレータ」というならすごいけど。
でもやっぱりスゴイ駅なんでしょう。「関東の駅100選」に選ばれているようだし。
降り立った駅前は、山の中の駅なので、当然何も無し。 駅舎は山小屋風で立派でした。
帰りは、タイミングよく上り電車があれば良いけど、こちらも1日5本。
駅前から水上駅、上毛高原駅行きのバスもあります。
バスのほうが本数は多いので、時間を確認して帰りましょう。