目には目を、歯には歯を
(2004.3.5)



皆さんは、他人に悪口を言われた時、どのような反応をするでしょうか。相手にしなかったり、言い返したり、あるいは怒りで唇を震わせるなんてこともあるかもしれません。


これが、子供の場合となると、口よりも先に手が出てしまって、小競り合いから大競り合いまで、飽きずに繰り返しています。まあ、こんなことをやりながらお互いの力量を試している訳ですから、限度を越えない範囲でならある時期には必要なことなのでしょう。


しかし、これが相手に怪我を負わせてしまうとなると、俄かに話は違ってきます。こんな時に、頭に思い浮かぶのはハムラビ法典や旧約聖書にある「目には目を、歯には歯を」の言葉です。


これは、「やられたら、やりかえす」という意味ではありません。そうではなくて、やられた時に沸き起こる怒りやむかつく感情にまかせて何倍もの報復を行なうのではなく、それ相応の罰で相手を許しなさいということです。


仏教では、「怨みに報いるに怨みを以ってしたならば、ついに怨みのやむことがない」とあります。「やられたら、やりかえす」ならば、今度は相手に怨みの感情が芽生え、いわゆる報復の環になることを戒めています。



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