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いたわっていますか?肝臓
肝臓のはたらき
代 謝
1.
糖質の代謝
食べ物に含まれる栄養素を、人の体に必要な物質や役に立つ形に変えることを代謝といいますが、肝臓は糖質を代謝してエネルギーを作り出します。米やパンなどの炭水化物はブドウ糖の形で腸から吸収され、肝臓で一旦グリコーゲンの形で貯蔵され、必要に応じて再びブドウ糖になりエネルギー源になります。このように肝臓はエネルギーを作り出す「工場」であると共に、「貯蔵庫」でもあるのです。
2.
タンパク質の代謝
食物中のタンパク質は消化管でアミノ酸に分解されて吸収された後、肝臓で血液の濃さを調節する「アルブミン」や、免疫に関わる「グロブリン」、血液凝固に関係する「フィブリノーゲン」などに作りかえられます。
3.
脂質の代謝
脂質は吸収された後、肝臓で一部貯蔵され、大部分は利用されやすい形に加工されて全身に運ばれます。
解 毒
体の中に入ってきたアルコールや薬剤を分解したり、有害物を解毒する重要な役割を担っています。急性肝炎などで肝臓の機能が急に落ちた時は、お酒が飲めなくなったりしますが、これは肝臓が弱っているというサインなのです。
排 泄
脂肪の消化吸収を助ける胆汁が肝臓で作られ、消化管に排泄されます。胆汁には赤血球中のヘモグロビン(血色素)からできる黄色のビリルビンを含んでいるので、肝臓に障害があったり、胆道系が通過障害を起すと、行き場のなくなった胆汁の成分が血液中に増えてしまいます。これが「黄疸」の状態です。
肝臓の主な検査項目(数字は正常値)
GOT(AST) 10〜34単位、GPT(ALT)5〜46単位
どちらも肝臓の細胞に含まれている酵素で、体の重要な構成成分であるアミノ酸を作る働きをしています。肝臓が障害を受けると傷ついた肝細胞から血液中に漏れ出すので値が高くなります。また、GOTは肝臓以外に心筋や筋肉にも多く含まれているので、心筋梗塞や筋肉の病気で値が上昇することもあります。
γ‐GTP 男性8〜61単位、女性5〜24単位
γ-GTPは肝臓の解毒作用に関係する酵素で、飲酒によるアルコールによく反応するため、他の肝臓の検査では問題がなく、この値だけが高い場合はアルコールの飲みすぎが考えられます。それ以外に、胆道系に病気があるときや、薬を長期に飲んでいる場合も値が高くなることもあります。
ALP 男性102〜249単位、女性82〜211単位
胆汁中などに含まれ、胆汁の流れが悪くなると値が上昇します。ただし、検査の数時間前に脂肪の多い食事を摂ると検査値が高くなってしまいます。
総ビリルビン 0.3〜1.2r/dl
ビリルビンが血液中に大量に流れ込むと、皮膚や眼球の白目の部分が黄色く見えるようになり、基準値より高いと肝炎、肝硬変などが疑われます。
総タンパク 6.5〜8.1g/dl
血清中のタンパク質(アルブミンとグロブリン)の総量です。その多くは肝臓で作られ、基準値より低い場合は栄養不足や消化吸収障害、肝硬変などの肝臓障害が考えられます。
ZTT(血清膠質反応検査) 3〜14単位
血中タンパクのグロブリンの量が増えると、血清の濁りが濃くなり、数値は高くなります。基準値を超えると慢性肝炎や肝硬変などが疑われます。
肝臓にやさしい生活
アルコールを飲みすぎない(日本酒で2合、ビール2本、ウイスキー・焼酎ダブル2杯まで)
週に最低1日はお酒を飲まない休肝日をつくる
高タンパク質の食事を摂る(魚や脂肪の少ない肉、卵、豆腐、枝豆等)
脂肪の多いものを食べ過ぎない
便秘をしない
休養はしっかりとる
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