<五能線にSL(8630号)を復活させる会 設立趣意書>
8630号:大正3年生まれ
当年88才となる 8620型蒸気機関車(SL)
昭和40年代(当時、私は小学生である)、たわわにみのるリンゴ畑の中、夕日に染まる日本海をバックに五能線を元気に走っていたSLである。その美しく勇壮な姿は、今も脳裏に焼き付いてはなれない。
全国に数あるローカル線の中で、五能線ほど四季の変化に豊んだ路線はない。
白神山地に見守られながら、春は白いリンゴの花の中、夏は雄大な夕日の沈む日本海に沿り、秋は赤いリンゴが手掴みできる程のリンゴ畑の中を、そして冬は地吹雪に舞う真っ白な津軽平野を走る五能線。そんな五能線に最も似合うのはやはり真っ黒な煙をはいて走るSLであろう。
私にとってSLとは、力強いD51型、華麗なC57型ではなく、五能線を走る地味な8620型であり、その中でも当時最高齢の8630号が一番のお気に入りで、別格の存在であった。
幸運なことに、現存している中で最高齢の8630号が、今現在、京都の梅小路蒸気機関車館内で動態保存され、日々来館者を乗せ、構内を走り続けている。
今の8630号は、動態保存されてはいるものの車籍が無いという。つまり梅小路機関車館構内のわずかな線路を往復するだけの毎日で、一般の本線を走ることはできないのだという。8630号は、もう一度あの美しい五能線をおもいっきり走りたくはないだろうか。8630号を見る度にそんな想いにかられてしまう。
五能線からSLが消えて早や30年。SLが走っていたことすら忘れ去られようとしている。水と石炭だけで走る真っ黒なSLの雄姿を美しい五能線でもう一度見たいと想うのは私だけであろうか。
決してノスタルジックな気持ちからではなく、8630号に対する勝手な思い込みからでもない。88才の老齢機関車が元気に五能線を走る姿は、全国のSLファンのみならず、五能線沿線の人々、津軽地方いや青森県民に元気と勇気、感動を与えてくれると思う。
8630号を五能線に復活させ、感動をともに分かちあおうではありませんか。
そんな思いもあり、このHPを通じて、一人でも多くの方々に会員になっていただき、五能線に8630号を復活させるためのご支援を賜わりたいと思っております。
また、五能線の思い出をお持ちの方、8630号の思い出をお持ちの方の情報をお待ちしております。