宿命
◆フグ毒テトロドトキシン
この毒の話は「毒フグでした。ごめんね!」なんて冗談で済ませる話ではない。フグの毒は青酸カリよりはるかに強い毒性を持ち、少量で人を運動麻痺、呼吸麻痺させ死に至らしめる。無毒と言われ私達もよく釣り、食べているシロサバフグもよく似た毒サバフグが居るので要注意である。症状は、まず口がしびれ出し運動神経が麻痺して来るそうであるから、もし症状が出たなら直ぐ119番しないと電話することも出来なくなってしまい、呼吸困難となり終了してしまう。病院に行っても、特効薬がある訳じゃなく人口呼吸を行い、自然に毒が引くのを待つのみと聞いたことがある。ますます「おとろしー」と想うもののやっぱり止められませーん、「ふぐ料理で一杯」
◆シガテラ毒
毒性サンゴを食べている小魚を食べる中型魚、またそれを食べる大型魚。毒の体内蓄積型の食物連鎖によって毒が魚に蓄積され、最後に人が食べると強い中毒症状を起こすそうです。この毒は煮ても焼いても消えることは無く、症状は食べると、すぐにひどい下痢、腹痛が起こり最悪死亡にいたることもあるようです。治っても数年後遺症が残るようです。磯根に居て特に大型のイシガキダイ、イシダイ、ブダイの仲間が対象です。 でも、実際釣りに行って大物のイシダイなど釣れると喜んで宴会しますよね。特に大物と本には記述されていましたので、お目にかかることは無いと思われますが、注意する必要は有るんじゃないでしょうか。
◆追記
2003.10.26テレビの番組で放映されていたので、追記いたします。番組の概要によりますと、サンゴ礁が開発や船舶の座礁事故により削り取られ、死滅したさんご礁により、カンディールディスカスと言う毒を発生させその海域に生息する根魚にシガテラ毒として体内に蓄積されるようです。
私的な考えで確実な話ではありませんが、高知県では現在サンゴ礁の生息する海域では、地元ダイバーやダイビングクラブの方々のお力で大切にサンゴが守られていて、現在、高知県内でこの毒の話は聞きませんので、シガテラ毒は私たちの釣る魚では、心配ないようです。今後、環境破壊や温暖化の影響でサンゴに被害が発生した時はこの毒のことを注意する必要が有ると思います。
「良かった良かった。根魚の刺身、煮付け、食べられて」
◆体表粘液毒
ある本に書いていた毒の話だが、身近な「シイラ」の毒の話なので書くことにした。シイラをさばいている時、三枚に下ろし、皮を引いた身を同じまな板に乗せてはいけないと言われている。シイラの皮の表側には、体表粘液毒が有るからである。必ず皮を引いたら身を別の容器に置き、まな板を良く洗ってから刺身などの料理をすること。さて、この毒によってどのような症状が、起こるかはその本に書いていなっかたので分からないが、漁師達に言い伝えられている話で、あながち迷信では無い様なので注意が必要であろう。
皮付きで、干物、タタキにするときは金タワシできれいにこすって調理してください。
◆ヒスタミン中毒
ピリリリ・・・・電話が鳴っている。時間を見ると夜中の3時半、電話を取るとw氏「お・おきぢゃん・・・わし胃が焼けるように痛いがやけんど、ど・どーも晩に食べたメジカの刺身が、当たったみたいなけんど、わし病院へ行かんといかんろうか?」との電話である。「メジカに当たって人が死んだ話は聞かんき、まー朝まで辛抱してみーや」と電話を切った。前日、私がカツオ引き縄漁に行って、メジカしか釣れず「1kgぐらいあるき生食したらいかんぜ」とw氏にあげたメジカを、言いつけを守らずに刺身にして食べたらしい。翌日、なんの音さたも無いので心配になり電話すると、腹痛は治まったけんど、下痢がひどく肛門が痛とーてたまらんと割と元気になっていました。これがヒスタミン中毒の症状です。軽い症状もあるようですが、約3日は、下痢やジンマシン、顔面紅潮、頭痛、吐き気、嘔吐などアレルギーのような反応を引き起こすそうです。メジカ(マルソーダカツオ)やスマカツオの大きい物は、特にヒスタジンを多く含んでいて、新仔以外は昔から漁師も生食をしません。メジカ以外でも、多かれ少なかれ青物系の魚、マグロ、カツオ、イワシ、サバ、秋刀魚など、にもヒスタジンは含まれて居ます。
ヒスタジンからヒスタミンへの変化は、魚の鮮度が落ちれば落ちるほど進みますから、氷が切れたり古くなった魚ほど多くのヒスタミンを含んできます。また、干物でも天気の悪い状態や塩分が効いて居ない等の原因で、腐敗が進んだ物は焼いて食べても、ヒスタミン中毒にかかることがあるようです。
◆対策
○人それぞれ、ヒスタミンに対する抵抗力が違うので、自分が食って大丈夫でも他人に勧めないこと。よく「おりゃ あ、あったことらー無いぞ」と自慢するおじさんが居るが、体調や体質が変わった時痛い目をすることになります。
○親のメジカ、スマの大きい物は生食しないこと。
○ヒスタミンの多い魚は、ヒスタミンは熱に弱いので加熱した料理方法で食べる。
○ヒスタミンを多く含んだ魚は、食べた時「舌にビリッ」とした食感があるので直ぐ食べるのを止める。
○釣った魚は氷を効かし鮮度を保つ。
◆ヒスタミンの効用
ヒスタミンは悪いことばかりじゃなく食欲抑制の作用がありダイエットに効果があるそうです。お腹が出てきた人は少しずつメジカを生食してダイエットしてみては如何でしょう。ただし、相当な覚悟をしておいた方が良いでしょう。
w氏は最近8kgほど痩せたと自慢していましたが、もしかして過去3回もヒスタミン中毒になった効能かも
◆ アニサキス症
「アニサキス」は、大きい物で体長3センチ糸くずぐらいの寄生虫です。主にオキアミ類を食べる魚、サバやスルメイカの腹側の内側で、身と皮の間にとぐろ状に生息しています。イカはさばいて透かして見て、横に通ったスジが見えれば、スジの端っこに透けて見えるそうです。サバも腹側の骨をすき取ったとき、一緒に取り除かれてしまうようですが、あまり薄くすくと身に残ってw氏のようなことになるようです。この寄生虫は、少しでも包丁や歯が体に当たると死んでしまいます。つまり良く噛んで食べるだけで、防ぐことも出来ますが、w氏の歯は大半が入れ歯なのであまり噛まずに、卑しく急いで飲み込んでいる可能性が、原因の一つと考えられます。私は、イカの刺身は対策として目でチェック後、腹側に浅く小さい間隔で、格子状に包丁を入れています。この時もし虫が居たとしても包丁に当たるはずです。又、細作りのイカそうめんも同じ様に、対策になると思われます。サバの刺身も薄作りに、すればするほど当たるリスクは減ります。熱処理すれば死んでしまいますので、サバはタタキにすればまず安心です。
◆症状・治療
夕食に刺身を食べ、夜中から早朝に胃が焼け火箸で突付く様に痛くなるようです。アニサキス線虫が、胃の壁に穴を開けもぐりこもうとして居る為痛みが起こるようです。w氏は明朝も痛みのため食欲が無く、食事をして居なかったので病院に行くと医者が早速、胃カメラで覗き発見し医者と看護婦が、嬉しそうに先が結束できるような漁具ならぬ医療器具で、胃に2センチほど潜り込んでいたアニサキスを捕獲して満足そうにビンに入れ記念にくれたそうです。ちなみに治療費は約1万円だそうです。
◆後日談
数日後、ゲストを連れ沖に釣りに行き当然のように、釣ったサバを船上でさばき、昼食を取っていたらw氏は懲りずに、ぱくぱくサバの刺身を食べていました。「命取られるわけじゃないし、病院行けば確実直るもんやき、こんな美味いもん食わずにおれるか」などと言っていました。他に典栄丸さんも当たったがそのまま数日我慢して直ったと言っていました。恐るべし!!
そきうす2メンバーw氏、この度アニサキスにやられ病院で、アニサキス摘出手術を受けました。早速、ホームページで調べてみると「刺身好きの宿命」と有りましたのでキャッチ&イートの私たちも、自分の体は自分で守る為に調べた内容と、体験者w氏のアニサキス1回ヒスタミン中毒3回の「いやしい」体験談を報告させていただきます。
アニサキス症
ヒスタミン中毒
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フグ毒テトロドトキシン

