釣りバカ日誌

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2010より「釣りバカ日誌」ブログに移行しました。

2009年12月30日(水)
カツオ曳き縄漁

 久々の出漁の為船の水、オイル、ビルジのチェックを終え、暖機運転、氷積み込み、道具の準備を慌しく終え出港準備完了。

4:45 出港
 本日は毎年恒例の宴会関係者より、要望NO.1「サバの姿寿司」を作るべく「サバ多針漁」に出漁するが、前日の情報収集ではパッとする話は無く「非常に厳しい」との情報に対抗すべく例年少なくとも10匹以上は釣れる安芸沖「駆け上がり」を目指す。
 浦戸湾から外に出ると意外に出漁している船は少なく、例年「サバ」目的の船が上の「ウルメ場」に向かっているはずであるが、2隻ほど水平線に浮かんで居るだけで何時もの賑わいはない。嫌な予感にとらわれながらも、冷たい物部の北西風を背に受け、15ノットでスイスイ安芸沖到着。ここでも嫌な予感。駆け上がりには例年数隻は遊漁船や多針漁の船が居るが、今年は自分だけ「1パイ船」である。
 夜明け待ちで無線を聞いていると「NHKニュースで沿岸波3mと天気予報で出ていたので取り止め湾内で太刀魚漁をしゆう」などと交信している人が居た。ニュースの24時間をまとめた予報と違い、細かい予報をネットで調べられる環境が有り難い。10数年前まではテレビの予報で2月3月にトンボ漁に黒潮軸流まで船を出し、天候が急変して酷い目にあいながら帰港した事がたびたびあったが、近年のネット情報により安全度が大きくアップした。

6:30着
 先輩多針漁の漁師さんから教わった「多針漁は手元が見えるか見えんうちからが勝負じゃ」との言葉を信じ、魚探にはぜんぜん反応の無い薄暗い海に仕掛投入…。
 やや北西風の流されながら一生懸命竿を煽って誘いをかけるが、まったく魚の気配は無く刻々と時間は過ぎ、最大の時合いの日の出前をあっという間に過ぎてしまい、50本の多針を曳きながらうろうろ魚映を探すが映らず、ついに置き竿で流しながら「朝ごはんタイム」。
 8時ごろ遠く黒牧8号上沖辺りから「愛香丸さん」「漁新丸さん」達がカツオを釣っている情報が聞こえてきて、交信すると「今からでも出て来い」とのお誘いでしたが、昼上がりで東のおんちゃん主催忘年会の「板長」を、おおせつかっていたので遠出も出来ず、水温も20度あるので「シンコウ丸」会長の「ウルメ場でカツオ情報あり」の言葉を頼りに、曳き縄漁に変更。
 560ぐらいの上からジグザグに曳きながら下り9時も過ぎ、すっかり諦めモードで250ー530ぐらいの手結沖ウルメ場近辺を高知港に方向を向けると、「飛ばし」が、じゃ!じゃ!じゃー!と横走りして、後ろを見るとギラギラとした魚影が光っていた。直ぐ左回しにハンドルを切りバウデッキに飛び降り、よっしゃ!よっしゃ!と手繰ると、スッと軽くなり痛恨のバラシ!虚しく仕掛けを入れ直して居ると、今度は潜行板がザッザーと2枚浮き上がってきて、今度は慎重に取り込むと約2kgのカツオget!。続きもう片方も取り込み一安堵。その後近辺を曳き回すと時々潜行板に当たりがあり11半ぐらいまでに2.6kgを頭に10匹釣れ、お正月の魚が出来たのと丘からの昼呑みの催促もあり仕掛けを上げる。

12:30 帰港

 今年は残念ながら「サバ多針漁」は不漁でしたが、思いがけない年末のカツオが釣れ今年の良い締めくくりが出来ました。今年も沢山の釣り仲間の方々と海に陸と楽しい時間を過ごさせていただき有難うございました。来年もよろしくお願いします。
 

2009年10月14日(水)
ビンタ漁
 前日登った「寒風山」は紅葉が美しくすっかり秋めいてまいりました。メタボ対策のトレッキングも釣りのシーズンと重なり貴重な休みは、どちらも天候に左右されるので週間天気予報を眺めながら、まるで好きな女の子が同時に二人できたように悩ましい日々となります。 今年は体育の日の連休振り替え休日は両日とも好天気に恵まれ、山→海と恋の悩みは一挙解決へと向かいました。

5:15 出港
 久々の出漁の為オイル、水、釣り道具などのチェックをしていると予定時間をやや遅れて出港。「戸の口」を出ると四方に航海灯が見えている。「多針漁」の船はもう1時間も早く出ているであろうから、水深75mから100mの「地合」狙いの船が夜明けを待ってゆっくり走っているようである。先日地合O型付近では5kgの戻りカツオも釣れたとの情報もあり、真鯛&カツオの餌釣りがしのぎを削っているようである。来週の日曜日あたりから釣り仲間の情報が回り高知沖の地合は大賑わいであろう。

 沖180を過ぎると現れる「浮け」も遅く出た為肉眼で目視できるようになったので、ややスピードを上げ、北西風に乗ってスイスイとウルメ場近辺まで来ると潮目が有り、ふと前方を見ると大きな大木の半切れが、殆ど水中に潜った状態で流れていた。台湾の台風豪雨の流木であろうか?黒潮接岸傾向で土佐湾に反転流が流れ込んで居るようでしたが、黒潮の恵みと共に危険な流木には困ったものです。「一杯船」での出漁の方はくれぐれも注意してください。と言いつつこちらも「一杯船」での出漁だったので、急に心細くなり仲間の船と無線交信しようと、この日はお客を乗せて遊漁船をしている「東のおんちゃん」を呼んでみるが応答が無く、携帯で連絡すると「ありゃりゃ!電源はいちゅうが音がせん!わしゃ!どこぞいろうたろうか?」などと頼りになりません…。その後、こちらのコールを聞いた「ふき号」さんが呼んでくれて、やはり頼りになる人はなる…。と一安心。

7:00 270 辺りで鳥も多く居るしボン3セット、板2枚を投げ込みとぼとぼと沖に出すと300ぐらいに潮目があり、7:30ボンが全部張って来た。約1.5gのビンタが上がってきて一安心。ぐるぐると回るとビンタ、小カツオがパラパラヒットして退屈しない。9:00ぐらいに75Lクーラーから塩氷も溢れ出したので、これ以上釣ると処分が大変になるのでヒコーキを追加して、曳きながら帰路に着く。260ぐらいの潮目でビンタのヒットがあり、鳥山も付けていたので引き回して居ると、左舷のボンが跳ね上がった。追い食いを期待して引き回すと、ググィ…と竿を曲げ、ボンがぼーんと飛んでシュルシュルル…と緩み、14号ハリスラインプレイク…。シイラの姿も見えず水深150mもあろうから根掛かりもあるはずも無く…、と言うことはカツオ「大判」に間違いないと更にヒコーキを追加して、約30分ウロウロするが逃がした魚は後が無く、12:00 仕掛けを上げ秋を迎えつつある「工石山」を眺めながら帰路に着く。
 ビンタ×21匹、シマキリ×7匹、シイラ×1匹
2009年9月19日(土)
浦戸湾ニロギ釣り

 東京よりゲスト11名が、釣り&呑み会にやってきた。
 酒は前日より栗焼酎「ダバダ火振り」純米酒「南」「アサヒ生ビールサーバー」を手配。肴は当日朝出港して釣りたての魚を用意しようと思ってみるが、沖はすでに台風の底うねりで出漁中止。早朝起きた勢いで「高知市中央市場」に出向いて、カツオ、小ビンタ、シイラ、マグロ、イカを大量に仕入れして宴会準備は万端整えることが出来た。
 肝心の「釣り」はあいにくの「台風14号最接近通過中」、とても外海に出ることは不可能で、1日目は全員到着そうそうから、豪快にうねり狂う太平洋を見ながらバーベキュー昼呑み突入…。
本日記憶喪失…。

 二日目朝、手結岬先端から太平洋を望めば、約5mクラスの波が岸壁に打ち寄せている。浦戸湾風物詩のニロギ釣りに出かけことになった。12名乗り込み定員はクリアするものの、さすがに、全員の釣竿がデッキから出されると「大お祭り騒ぎ」が容易に想像できるので「O艇」に助けを求め、特に暴れ者4名を選抜し、隔離して預かってもらう。

 O船長に用意してもらった「赤アミ」「白アミ」をミックスして、下針に砂虫をぶら下げ、仕掛けを次々に下ろすと、やはり人数分のコマセが利くのか、ニロギ、コノシロが入れ食い状態になった。オジサンの「ウワォーォーコノシロじゃ」若い娘の「キャーキャーネバネバ」とやや風は強いが、ゆったりと小船の浮かぶ静かな浦戸湾は、賑やかなコンサート会場にと変わった…。
 約200匹釣れた頃から東の風も強くなったのと、これ以上釣ると処理が大変になるので、釣り終了。観光に浦戸湾クルージングをして、またまた手結に引き返し「ニロギ汁」「焼き浸し」「鮨」などと市場で釣り上げた魚でまたまた昼呑み開始…。本日も暗くなる頃から記憶喪失…

 今回も悪天候で外海に出られませんでしたが、次回をお待ちしていますので皆で遊びにおいで下さいね。また楽しい時間を過ごさせていただくことを楽しみにしています。

2009年8月20日(木)
シンマエ漁

8/18
 6:00 久々の出漁の為「シンマエ漁」道具一式準備にとまどり、日も上がり始めた遅めの出漁。やや下場460.200ぐらいに出れば宇佐の船団が見えるだろうと、出てみるが一隻も「シンマエ漁」の船は見当たらず、
レーダーを回してみるが船団は近場に見当たらず、1w無線で「砂捨て」で少しメジカの当たりがあるとの情報を聞き、せっかく沖まで出たので、竿一式海に投げ出し漕ぎながら、とぼとぼ帰港。
8:00 頃「桂浜竜岬前」に帰り数隻の船団に混ざり漕いでいると、やっと板が浮いてきた。親メジカget。その後間口のテトラ前を漕ぎ3匹親メジカgetで「オカズ」が獲れたので9:00帰港。
8/20
 前回出漁の失敗が気になり「リベンジ出漁」
5:30 出港。間口から竿を出し「砂捨て」を漕ぎまわる。1〜2匹食いで絶好調とは言えないが、ポツポツと退屈しない程度の当たりが有り「親メジカ」が当たってくる。沖の錨泊地の汽船の辺りに出たとき待望の「メジカ新仔(アイコ)」4匹get。その後、近辺を曳きまわるが後が無く、陸よりを病院前に向けると花街道前で、「親メジカ」が好調。その後カンパチの子供も2匹当たりクーラーもザックリ賑やかになったので、8:30帰港。
親メジカ×22匹、アイコ×4匹、カンパチ仔×2匹

 お昼から仏手柑を畑で取り込み、土佐(須崎)名物「シンマエ料理」で麦焼酎水割りを数杯飲んだ頃から、幸せな眠気が遅い「高知の夏」を寝汗をかきながら夢の中…。
「最高ですか!」「最高です!」

2009年6月14日(日)
鯵シャクリ漁・サゴシ漁

「スギ

 先日の出漁の敗因は朝出港の時間読みが甘かったことにあると反省、前夜から氷の仕入れ、仕掛けの準備、二日酔い飲酒対策で晩酌は発泡酒350ml1本だけ!!と「超摂生」!

 4:00 港に着くと船着場には、日曜日でもありずらりーと、車が並び「強者漁師」はみんな先に出漁していた。沖ではカツオが釣れて居るらしく、気合が入っている。今回は前回と違って早めに出たので、ゆっくりと「砂捨て」に漕ぎ出すと波も穏やかに、すでに数隻の船の航海灯が波間に揺れている。この時期の鯵は、漁礁じゃなくても「赤アミ」のコマセで野っぱらで釣れるので、気を付けなければいけないのは、回転灯を点けていない小船が、アンカーを早々と入れて居ることがある。丁度、出口過ぎた辺りから仕掛を出す船もあるので、暗い頃にアンカーを入れる船には充分注意しておく必要がある。現実に「砂捨て」でも時々「接触事故」が発生しているので「黒球」の掲示などルールを守り、安全を確保してお互い注意をしましょう。

4:30 操業開始
 先輩漁師から習った「手元が見えるかどうか」の時間に、仕掛けを曳きながら魚探を覗くとまばらな赤い点が映り出し、すぐさま船をスローにして廻し始まると一投目から「グングン」と強い引きがあり、直ぐ上げると良型の真鯵が上がって来た。6匹取り込み、潮氷を作りながら次、投げ入れると仕掛けが降りなくなった。「シマッタ!」と思ったときには、時すでに遅しで、サバが食い上げてきていて、大急ぎ上げたが6匹のサバが「お祭り」騒ぎになっていた。
 こんなとき、@直ぐに仕掛を丸め魚だけ取り新品の仕掛に替える。A魚をはずし、もつれた糸を根気良くほどく。B怒って釣りを辞めてしまう。と、皆さんはどのタイプでしょう。私は@の選択が漁師として一番正しいと思う(もっとも漁師は仕掛けをもつらすことは殆どない)けど、根っからの貧乏性でこれまで相当なもつれでも、イジイジ解いてしまうAのタイプなのです。
 で、解き終わってすっきりした頃は、日の出が近くなり大急ぎ仕掛けを入れては、追い食いを待たず上げて入れを繰り返し、5:00頃の日の出までに、鯵13匹、サバ8匹を釣り「やや満足」。

 明るくなると鯵は何処に行くのか、何時もどうりまったく当たりはなくなり、「二期作」目に入ることにする。前回の実績から新港前からサゴシ板2枚投げ入れ、朝飯を食べながら「こんぴら前」に到着すると「ガタガタ」とアウトリガーが曲がってきた。すぐさま「巻き上げ機」で手繰りながら巻き上げると、「なんじゃこりゃ〜」と、「なまず(顔)」プラス「さめ(胴)」が揚がってきた。実は、数年前にこの魚を、地元漁師のおんちゃんが釣り上げ「気持ちわり〜」と食べるのを敬遠していたのを貰って帰り、ネットで調べ比較的海水温の高い海に生息して、沖縄では「黒カンパチ」などと言うインチキ命名で商標登録され、サクになり都会の回転寿司などでは、「カンパチ」になり流通していて、見かけによらず美味い魚であることが分かり、その時食べてみたことがあった。正式な魚名は「スギ」と言い高知でも水温が上がると、ルアーやテンテンでたまに釣れて居るようであり、「居付き」ではなく回遊大型魚にともない暖かい海から回遊してくるようである。

 とりあえず「なまずの親方」「晩の肴」キープでそのまま上がると「修枝丸・東のおんちゃん」が「海亀」のおんちゃんを乗せ、下ってきた。「どうですか?」と無線で尋ねると、少し酔っぱらいの声で、「わし3匹釣っちゅうぜ」と「ご満悦」のご様子。「そんじゃ、昼からやるかよ!」と軽く誘いを掛けると、直ぐに「何時からヤルぜよ?」と直ぐに食いついてきた…。

7:00 空港前でユーターンして「こんぴら前」まで戻ると、アウトリーガーがまがり「サゴシ」1.5kgget!続いてサゴシヒット!。時々サバもテンテンにヒットして、本日これ以上釣ると配ったり、干物、味噌漬けなどと陸に上がっての処理が、大変になるのでヒットした場所もスルーして「十市」前まで曳きながら帰っていたら、「改田」沖でサゴシヒット。仕掛巻き機で巻き上げたので、そのまま仕掛けを上げる。

8:00 帰港。 真アジ×8匹、青アジ×5匹、サバ×11匹、サゴシ×3匹、スギ×1匹

スギ:は「カンパチ」と「騙し」手結のおんちゃんたちに宴会の肴に「刺身」と「フライ」で出すと「うまいうまい」と2皿平らげました…。たぶん「煮物」も美味しいと思われます。

2009年6月12日(金)
鯵しゃくり漁・サゴシ漁

 「港倶楽部情報」にて「砂捨て鯵入れ食い」との書き込みを見て、入梅前に「油の乗った鯵で一杯」をもくろみ久々出漁。

4:30出港
 「鯵しゃくり漁」は擬似カブラ(小包のビニール紐)で釣るので、朝夕の一瞬(約30分)しかチャンスが無く、漁場までゆっくり出ても20分と計算して家を出たが、久々の出漁の為道具を用意したり船のオイル・冷却水チェックなどしていたら、少々出遅れになり船の舫を解く頃には廻りはすっかり白み始めて来た。

4:50
 例年のポイント水深27mに着くと3艇がゆっくりと「しゃくり」を入れながら船を漕いでいる。こちらも出遅れにあせりながら、もたもたと仕掛けを流し魚探を見ながら探ると微かな魚影が映り、すかさず「アスターン」。仕掛けがゆっくり低着するとすかさずシャクリ、数回で「グッゥグゥ」と当たりあり。ここからがテクニックで、船をゆっくり旋回させながら15本の針に鈴なりに…と、仕掛けを煽りながらシャクリ続けるが、後が来ない…その上少なくとも1匹以上ヒットしていた鯵が口切れしたか、仕掛けが軽くなってしまった。

 東の山は茜色に輝き始めもう間もなく「地合い」は終了になるだろう。焦りながらシャクリを入れながら誘いを掛けると「グゥゥグゥウゥ」と当たりがあり、こんどは大事を取りゆっくり取り込むと3匹上がって来た。その後、日の出を向かえ1匹追加で「地合い終了」。
 
 シャクリ漁終わりの朝は早く「裏作」を何にするか?が大事なところではある。今日は冷凍庫にあった一昨年のカニを持ってきたので、「タコテンヤ漁」をしてみることにする。
 海底がぼこぼこ岩場に移動してテンヤを放り込み流してみるが、タコの乗ってくる気配がない。誰もやっていないってことは「気」がないってことかな?と考えながら流して居ると、無線で「上場」でサゴシが釣れて居るとの情報。

 直ぐに「サゴシ漁」に変更してアウトリガーを広げ「サゴシ板」2枚放り込み「こんぴら沖」に漕ぎ上げると、ここでも到着する頃には「こんなったのー」と「不景気」交信に変わり、晩酌の肴はキープしているので、朝の涼しいうちに家に帰り朝ごはんでも食べよ。と、ユーターン。
 十市のハエ沖で「鯵の開き」を作って干していると、アウトリガーが「グングン」と曲がっている。巻き上げ機でグワーンと巻き上げると、1.5kgのサゴシがパタパタと上がって来た。時計を見ると、まだ7:00前ではあるが、晩酌には充分な「肴」が出来たので、仕掛けを上げ
7:30帰港。

釣果:真鯵1匹、青鯵3匹、サゴシ1匹
 

2009年5月10日(日)
引き縄漁

 今年の黒潮は足摺岬沖には例年のように接岸したが、室戸岬には遥かに遠く離岸した。例年桜の花見頃には、土佐湾内に潮が入ってきて「そきうす2」の守備範囲にカツオの群れが回遊を初め、「下で釣れた」「上で釣れた」と賑やかに「情報」が飛び交い我々小船組みは、落ち着けない日々を送ることになるが、今年は17号沖や18号近辺などでの、わずかな情報しか入らず、市場の魚屋でも地物の大判カツオは8000円以上の高値が続き、とても買って食べれる値段ではない。船の係留場所の仲間には「大船」の大将が沢山居て「清水で一泊宴会」「室戸で一泊宴会」とその日揚げた魚を市場に下ろして宴会代を稼ぐツワモノが居て、港で仲間に会っても卑屈な日々を送っていた。「土佐の男」としては「初カツオで一杯」やらんと「そきうす2」の名が廃る。と、NOAAを覗いてみると黒潮牧場10号から反転流で14号12号と巻き込んでいる。「こりゃチャンス到来!」と出漁。

3:30 出港

5:30 黒潮牧場14号が見えるところに着く頃には、すっかり明るくなり周りを見渡せば、カツオ鳥の群れもぱらぱら見える。水温も20度台に入りどこにカツオが居てもおかしくない状況であった。レーダーを回すとパラパラと数隻の船が写りもあり仕掛けを投入開始。

6:00 全仕掛け投入が完了して進路を10号に向けながら各無線をワッチしていると、聞きなれた声が賑やかに交信をして居る。早速、コンタクトを取ると自船の16マイルほど沖で「入れ食い」情報。仕掛けを上げて走ると約1時間で着くので移動しようかどうか、迷っていたが数十隻プラス「餌持ち船」で大激戦区、との情報もあり1人船としては危険性も考え曳きながら近づくことにして進路を180°にとる。
 潮目潮目で水温は上昇して23°にも上がってしまった。「鳥山」があったので切り込んで行くと、最後尾に流しているトローリングロッドが不景気に「ジリリ…」と鳴り始め、チンピラカツオでも来たかな?と揚げると大サバがぶら下がってきた。とりあえず外道の真サバgetで晩酌の肴get。数回廻るとまたまたサバget。4匹釣れたところで我に返り「こんなことしてはおれん」と入れ食い情報の場所へと進路を向ける。
 10号下場を過ぎジグザクと曳いているため、なかなか「景気の良い場所」に近づけず、後30分ぐらいで着くかな?と思ってブリッジであぐらをかいていると、「しずんだのー」と「好景気」→「不景気」に変更になり、船もまばらになりつつあるとの情報に「やっぱり」と、自分のこれまでの人生がこれの繰り返しで、このまま現地に着いても次魚が頭を上げるまで辛抱が出来る性格でもなく、安全性を考慮して再び10号方向に上がり、若干の情報のある下場に曳きながら帰路に着く作戦に変更。
 いくつかの潮目を越え仕掛けに掛かった流れ藻を外していると、ボンがピンと張って来た。直ぐに左に舵を切り追い食いを待つが後が無く、ゆっくりと取り込むと待望の「大判」4kgが上がってきた。これがチャンスとかなりしつこく廻って見るが「お情け」の一匹のみで後が無く、こんなときにはシイラでも「こんかなー」と思うが、まったく他の魚の気配はなし。

 とぼとぼと12時過ぎまで漕ぎ上げるが、結果後がなく仕掛けを上げて居ると、良いタイミングで「修枝丸」東のおんちゃん船長から「今晩の計画」を尋ね請求をされ、貴重な一匹は夜須での宴会と決定。

15:00 燃料満タンにして次回に備え陸に上がって宴会の準備。
17:00 祝宴開始。後は暗くなった頃から覚えていません…

2009年3月2日(月)
船底塗装

 気が着けばもう3月。早いですよね。下記の釣りバカ日誌見ると丸2ヶ月出漁していないことになる。港倶楽部のメンバーや、街で会う船の仲間の方々から「トンボ釣れたよ」「カツオ大漁」「サゴシ大漁」などなどの情報をいただくものの、遠すぎる…、もう少し暖かくなったら…、天候が…、情報が…などと理由をつけすっかり出不精になってしまっていたが、ここにきてだいぶ陸よりのカツオ情報やNOAAの画像も土佐湾に黒潮流入のきざしも見え出し、いざ出陣に備え船底塗装及びペラ磨きを行い、燃料も満タンにして準備は整いました。
 仕掛けも毎晩晩酌しながら1セットづつ作ったり修理点検をしたりしています。考えてみるとこの時間が、釣りバカにとって一番幸せな時間ですよね。家庭菜園の新タマネギやニンニクもこぶが膨らみ始めました。そろそろ「そきうす2」出番です。

2009年1月1日(木)
初日の出 出漁

初日の出

 新年明けましておめでとうございます。本年も「釣りバカ日誌」よろしくお願いいたします。

5:00 
 起床して耳を澄ますと、外はしんしんと寒いが風はないようである。昨夜、大晦日に年越しのお酒を飲みながら準備していた「さんま仕掛け」を6匹、冷蔵庫から引っ張り出し気合を入れ防寒着を着込み車に飛び乗った。車の温度計OUTSIDEは「0度」である。

5:30 
 船に到着するとやや北西風が吹き付けて居るが、「これくらいの風どうちゅうこと無い!」と自分に言い聞かせ、エンジンを暖気運転にして、久々登場の「サワラし掛け」をキャビンから引っ張り出し準備完了。

6:00
 出港。浦戸大橋の上から花街道は「初日の出暴走族」や取締りのパトカーのパトライトで賑やかである。暴走バイクの空吹かしの音も賑やかに響いていて、燃料も一時より半額の安値になったので親のすねかじりも、気兼ねなく空吹かしを楽しめていることであろう。

 約15分で「砂捨て」到着。しかし、みんな物好きと言うか自分もそうではあるが、海の上は「NHK天気予報湾岸波の高さ3m」と予報されて居るにもかかわらず、約50隻の出漁で朝の「銀座」は大賑わいである。北西風に流されながら、アウトリガーセットを広げ薄暗い海にサンマ仕掛けを投げ込みブリッジに上がった。漸く東の空が赤白く染まり始め、サワラ地合いの時間になった。東向けは風に押されスイスイ曳くことが出来るが、西向きになると北西風に頭を押され、舵効きが悪く激戦区を縦横無尽に走り回る「しゃくり漁」のおんちゃん船を、ようやく交しながら、魚探の映りの良い場所を曳きまわる。

7:10 頃、船を東に回すと四国山脈に雪を運んできた、雪雲と水平線の間に「初日の出」が、美しく輝き始めた。大きく拍手を打ち、「大漁、海上安全」など…他、虫の良い願いをして、さて!そろそろ今年一番の大サワラと、期待して曳きまわるが、一度足りと竿の曲がることは無く、周りの船も見極めが早く8:00頃パラパラと引き上げてしまった。

8:30
 このまま正月早々「ボーズ」で帰るわけには行かぬ。と、言う事で「こんぴら沖」でコウイカを釣ることにして、だらだら曳きながら水深26m付近に到着して竿をたたむ。新年なので新品の高級イカエギを投げ込み、雪化粧の四国山脈を越えてきた、冷たい北西風に吹かれながらエギを煽るが、波風が強く当たりどころではなく、しかも一流しして仕掛けを上げると、フグに切られたのかハリスが途中で切れて、高級イカエギが無くなっていた…。

9:30
 北西風もますます強くなってきたので早く帰って御屠蘇で温まることして、「初釣りボーズ決定」白波の中潮をかぶりつつ帰港。

※ちなみに2日も同じパターンで出漁しましたが、「ボーズ」でした…。


雪化粧の工石山