TAN Homepage − Hot Spring − Report渡島  渡島支庁管内温泉レポート(17湯)
 
2007/8/12 長万部温泉「丸金旅館」 評価:★★★

 国道37号線から長万部駅に向かう国道5号線の旧道にある商店街から線路を挟んだ反対側は、市街地にありながら「長万部温泉郷」と呼ばれ、天然ガス試掘中に噴出した源泉を引いた小さな旅館が点在している。
 これらの中から、露天風呂があるという理由で「丸金旅館」をセレクトしたが、予想以上に小さい旅館で、民宿のようなアットホームな雰囲気が漂う。
 湯治場の風呂のような内風呂は、洗い場が4つしかなく、2畳くらいの広さの檜の湯船が2つ。1つは44度で、もう1つは41度となっているが、いずれも表示より熱い。
 露天風呂は、正面がコンクリートの法面で、湯船も狭いが、一応岩風呂になっているので、1人で入っている分には快適。こちらも表示は39度となっているが、それよりは絶対熱い。日焼けした肌にはかなりこたえた。
 でも、源泉100%の黄色っぽい湯は、湯上り後も汗が噴き出るくらい温まるので、冬に来るのがベストかもしれない。

[DATA]
泉質:ナトリウム−塩化物泉
住所:長万部町温泉町403
露天:有
宿泊:可
日帰り入浴料金:500円
日帰り営業時間:7:00〜22:00


2007/8/11 山の手温泉 評価:★★

 道道函館上磯線(産業道路)の外側に広がる山の手の住宅街の中、ちょうど「北中学校通」バス停のすぐ近くにあって、同じ函館市内にある系列の「昭和温泉」より敷地も建物も広い。
 内風呂は、洗い場を含めてゆったりしていて、御影石風呂と檜風呂に加え、ジェットバス、寝湯、打たせ湯、サウナ、水風呂がある。広い御影石の浴槽がぬるめの湯なので、ゆっくり入っていられた。
 一方、庭園風の屋根付き露天風呂は、やや熱めの湯で、夏場の涼を求める入浴客が多かったせいもあって、あまり落ち着いて入っていられなかった。
 スーパー銭湯系なのであまり期待していなかったが、鉄のにおいがする茶褐色の湯はなかなか良かった。

[DATA]
泉質:ナトリウム・カルシウム−
    塩化物泉
住所:函館市山の手3丁目44-28
露天:有
宿泊:不可
日帰り入浴料金:390円
日帰り営業時間:9:00〜23:00


2007/5/4 大船温泉上ノ湯「南かやべ保養センター」 評価:★★★

 函館から道道函館南茅部線、国道278号線を経由して1時間弱。大船川沿いの山間に位置する日帰り公共温泉。
 平成19年4月1日にリニューアルオープンしたので、その状況を確認することにした。
 今回のリニューアルのポイントは、バリアフリー化により浴場までの段差を解消したこととサウナを新設したことだが、隣接する「ホテルひろめ荘」ができる前に入湯して以来なので、初めて来たような感覚。(前回のことをあまり覚えていないだけ?)
 内風呂は、洗い場が少ない気もするが、窓側に広い湯船が配置され、4人ほどが入れる寝湯もある。泉質は無色透明のナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉。
 露天風呂は湯温が異なるほぼ円形の湯船が2つあって、低温の方はかなり圧迫感のある屋根がかかっている。こちらはいずれも乳白色の含硫黄・ナトリウム−塩化物泉。
 露天風呂までの通路は雁木になっていて、休憩用に木のベンチが設置されているなど、全体的にお年寄りに配慮した温泉となっている。メインターゲットはやはり地元の常連客なのだろう。

[DATA]
泉質1:含硫黄・ナトリウム−塩化物泉
泉質2:ナトリウム−塩化物・
     炭酸水素塩泉
住所:函館市大船町832
露天:有(2)
宿泊:可(ホテルひろめ荘)
日帰り入浴料金:400円
日帰り営業時間:10:00〜21:00


2007/5/2 八雲カルシウム温泉「温泉ホテル八雲遊楽亭」 評価:★★

 国道5号線に面していて、函館帰りに寄るには最適と思いながら、なぜかいつも通過していたが、噴火湾パノラマパークに隣接していたので、今回はその帰りに立ち寄ることができた。
 日帰り入浴の入口は、大きなキャノピーのある宿泊棟と浴場棟の間の奥まった所にあって、靴を脱いで階段を登った2階に浴室がある。
 内風呂は、洗い場重視の銭湯っぽいつくりだが、薄茶色の湯が満たされた主浴槽と泡風呂もある程度の広さが確保されている。
 一方の露天風呂は、4人も入れば窮屈な広さで、広めのバルコニーに風呂を付けた感じといったところだろうか。噴火湾を一望できる自慢の眺望も国道を行き交う大型車の騒音が気になって、のんびり眺めるという雰囲気ではない。
 立派な建物で、宴会場やチャペルまであるのは意外だったが、ロードサイドの温泉付きビジネスホテルという表現が最も適切か。
 以前は、浜松温泉と呼ばれていたと思うが、どういう経緯で「カルシウム」になったのかは不明。

[DATA]
泉質:ナトリウム−塩化物泉
住所:八雲町浜松152番地
露天:有
宿泊:可
日帰り入浴料金:450円
日帰り営業時間:7:00〜23:00


2006/10/7 亀田温泉「ペンションスカディー」 評価:★
 国道5号線を函館方面に向かい、五稜郭駅前通りへ左折後すぐに右折したところにある温泉付きペンション。
 ピンク色の「ハイカラな」な建物が周囲の景観とは明らかにミスマッチだが、入口を一歩中に入ると、正面が番台となっており、脱衣場から浴室に至るまで、普通の銭湯とそう変わりはない。「ケロヨン」の黄色い湯桶がそれを証明している。
 内風呂には、3つの湯船があり、そのうちの1つだけが源泉を循環した天然温泉の湯船で、残りはジェットバスと電気風呂が一緒になった湯船と水風呂。その他にも、遠赤外線サウナとブラックシリカの蒸し風呂があって、それほど広くない浴室にところ狭しと配置されている。
 男湯のみに設置されている露天風呂は、周囲を高い壁に阻まれ、ホテルの客室露天風呂より狭いかもしれない。塩素臭も鼻につく。
 というわけで、 「亀田温泉」というより、「亀田湯」と呼んだ方がふさわしい、そんな温泉である。
 
■データ
 泉質:弱アルカリ性低張性冷鉱泉
 表示:循環ろ過、塩素消毒、加温
 住所:函館市亀田本町54-14
 露天:有
 宿泊:可
 日帰り入浴料金:390円
 日帰り営業時間:14:00〜23:00
 定休日:第1・第3火曜日

2006/8/10 鹿部温泉「鹿の湯」 評価:★★★
 国道278号線沿いの鹿部市街の外れにある鹿部温泉の中で最も古い老舗の温泉旅館。近くには、「しかべ間歇泉公園」もあり。
 一見、普通の民家のような建物は、純和風のたたずまいで、内部の造りも歴史的建造物に入ったような雰囲気を感じさせる。
 離れのようになった浴室は、脱衣場から内風呂が丸見えのガラス張りで、さらには、他に入浴客がいなかったせいか、ドアが開放された入口の向こうの廊下からも丸見え。(笑
 内風呂はタイル張りに岩を配置し、自家泉源からのお湯が並々と注がれている。貸し切り状態なので、ゆったり広々。
 内風呂の真ん中のガラス戸から直接アプローチする露天風呂は、日本庭園風の岩風呂で、すぐ裏が漁港になっているため、高い竹垣に囲まれているが、屋根はないため、青い空を眺めながら浸かれば最高。
 国道を通る車の音と漁組の港内放送さえ気にしなければ、宿泊してもかなりの満足感が得られるのではないだろうか。

■データ
 泉質:ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉
 表示:掛け流し、加水
 住所:鹿部町鹿部58
 露天:有
 宿泊:可
 日帰り入浴料金:500円
 日帰り営業時間:13:00〜20:00

2006/5/5 ワールド温泉牧場 評価:★★
 国道5号線を函館から札幌に向かい、グリーンピア大沼を過ぎてから5分ほどの左手にいくつかある看板に従っていくと、どでかい敷地にウエスタンな感じの建物が林立しているので、迷いようがない。
 ここの温泉は、観光牧場の中にあるので、入園料500円+入浴料500円が必要。したがって、温泉に入るだけであれば、少々割高感がある。
 ただ、乗馬やパークゴルフ、大迷路、釣り堀といったアクティビティを楽しんだあとに、温泉に浸かって汗を流すという感覚であれば、それなりの満足感は得られるかも。
 ちなみにうちは、余計な出費を避けるため、駒ヶ岳をバックに写真を撮ったり、馬にニンジンをあげたりした程度。子供達はそれでも喜んでいたが。
 温泉自体は、駒ヶ岳を一望できる庭園風の露天風呂がメインで、内風呂の狭さを十分に補う広さ。ただ、この時期は源泉の温度が低いのか、内風呂・露天風呂ともにかなりぬるめ。露天風呂では体が全く暖まらず、内風呂で辛うじてといった感じ。その内風呂も、子供達はクサイ(古い建物のニオイ?)と言ってあまり入らなかったが。
 もう少し管理が行き届いていると良かったが、他の施設に人を割いていて、温泉にはあまり手が回らないのだろうか。これでは近郊の温泉に勝てないのでは。


■データ
 泉質:アルカリ性単純温泉
 表示:掛け流し、加温
 住所:森町字駒ケ岳515-11
 露天:有
 宿泊:可(コテージなど)
 日帰り入浴料金:500円
 日帰り営業時間:13:00〜22:00

2006/5/3 昭和温泉 評価:★★
 国道5号線を函館駅から札幌方面に向かい、函館新道への立体交差が近くに見えてくるあたりの右手に看板が出ているので、そこを右折するとすぐに、左手に立体駐車場を併設した2階建ての建物が住宅街の中に現れる。
 函館には、こうしたまちなかの温泉が数多く存在し、今も増加の一途をたどっているが、ここもその一つで、スーパー銭湯並みに施設が充実している。
 内風呂は、洗い場がとても広く、御影石と檜の2つの主浴槽のほか、ジャグジーや打たせ湯、サウナも当然ある。
 コンクリート塀と樹脂製竹垣で囲まれた人工的な庭園の中にあり、四阿風の屋根付き露天風呂は、割りと広めで、入浴客が少なければ池を泳ぐ鯉を眺めながらくつろぐことも可能だが、市街地ということもあり塀の外の景色は望めない。
 銭湯として利用するには申し分ないが、温泉的雰囲気は望むべくもない。立地場所が場所だけに、割り切って入るのがベターと自分に言い聞かせる。
■データ
 泉質:ナトリウム・カルシウム
     −塩化物泉
 表示:掛け流し、加水(10%)
 住所:函館市昭和2丁目39-1
 露天:有
 宿泊:不可
 日帰り入浴料金:370円
 日帰り営業時間:6:00〜24:00

2005/5/3 流山温泉 評価:★★
 道道大沼公園鹿部線を大沼から鹿部方面に走っていると、看板が見えてくるのでそこを左折。途中、砂利道になるので驚くが、ここには広大な敷地の中に温泉のほか、キャンプ場、パークゴルフ場、彫刻公園などがあって、ついでにダチョウまでいる。函館からは40分くらいだろうか。
 有名彫刻家がプロデュースしたそうで、コンクリート打ちっぱなしの建物の周囲を自然石や丸太で囲ってあり、屋根の上にも枯れ木が乗っかっていたりする。ただ、自然の素材を使っていながら、とても人工的に見え、周囲の景観とも調和しているとは思えないのだが、それは芸術がわからないから?
 温泉はというと、脱衣場も内湯も建物デザインのせいで薄暗いのが気になる。また、周囲の広さを考えると洗い場は狭いのではないだろうか。一方、湯船はまずまずの広さで、特に露天風呂はかなり広いうえに、駒ヶ岳を一望できる。これだけの景色が望める温泉は道内でもめずらしいかもしれない。ちなみに黄土色の湯は、源泉100%掛け流しらしい。
■データ
 泉質:ナトリウム・カルシウム−
     硫酸塩泉
 住所:七飯町字東大沼294-1
 露天:有
 宿泊:不可
 日帰り料金:800円
 日帰り営業時間:
   10:00〜20:00(平日)
   10:00〜21:00(土日)

2005/5/2 グリーンピア大沼「温泉保養館」 評価:★★★
 函館遠征の際には必ず通過していながら未制覇であったが、ここは函館から約30分と近く、国道5号線から専用道路1本とアクセスは非常に良い。ただ、なぜこの場所にこれだけの施設をつくってしまったのかという疑問は沸く。ホテルにプール、スキー場、キャンプ場、パークゴルフ、テニスコート、ボウリングなどなどほとんどのレジャー施設が網羅されているが、とても稼働率が高いようには見えない。
 そのかわりというのも変だが、温泉は、入浴客も少なく静かなので、のんびりくつろげる。また、内湯はそれなりに広く、寝湯や泡風呂、サウナなどリゾートホテル的な種類がひととおり揃っている。
 露天風呂は、こぢんまりとした庭を塀で囲ってあるが、裏山に面しているので、新緑の季節や紅葉の季節がオススメだろうか。駒ヶ岳が望めないのが非常に残念なところではあるが。 
■データ
 泉質:ナトリウム−炭酸水素塩泉
 住所:森町赤井川229
 露天:有
 宿泊:可
 日帰り料金:500円
 日帰り営業時間:11:00〜21:00

2004/8/15 知内温泉「ユートピア和楽園」 評価:★★★
 函館から国道228号線を松前方面に向かい、知内町湯の里で国道を外れて右側に入ると、右手に真新しいピンクの建物が突如見えてくる。たしか火事で焼けたため新築した建物だったと思う。
 ここは、道内最古の温泉で、以前は2軒の旅館があったようだが、今は渡り廊下でつながっているので、合体して1軒となったのだろうか。
 源泉も何種類かあって、内湯も左右両サイドにあるが、入口から右側の内湯に進んでみる。こちらの浴室自体は古い建物で、小さめの湯船に赤茶色の効きそうな湯が並々と注がれている。湯は、少々熱め。
 そして、脱衣場からいったん外に出て、手ぬぐい一枚で道を横断すると、屋根付きの広い露天風呂がある。あいにく湯の入れ替え直後で30cmくらいの水深だったが、足は十分に伸ばせるので寝そべって無理矢理入浴。湯は、透明に近く、内湯とは全く違うようだ。
 ちなみに、入口から左側の渡り廊下の先の内湯は、右側の内湯より倍以上の広さがあったが、泉質は同じように思えた。
 入口のある建物と比較して、風呂のある建物はいずれも古く、湯治場的な雰囲気も漂う。このギャップがまたおもしろい温泉だ。
■データ
 泉質:鉄鉱泉、炭酸塩類泉など
 住所:知内町湯の里
 露天:有
 宿泊:不可
 日帰り料金:350円
 日帰り営業時間:7:00〜21:00

2004/8/15 知内温泉「展望台の湯」 評価:★★★★
 函館方面から来ると、知内温泉の少し手前の右側に「湯の里展望台入口」という木の看板が建っている細い道がある。RV車じゃないとかなりキツイその道をゆっくり登っていって、少し開けた分岐点に車を停める。人が歩いた形跡のある左側に下っていくと、土手に埋まった汚いポリの浴槽が左手に見えてくる。
 かなりマニアックな温泉だが、デッキブラシとすのこ、風呂桶に風呂イス、水を汲むためのポリタンクなどが揃っていて、意外に「設備」が充実している。
 ただ、到着時には、湯が半分以下しかなく、泥水みたいな状態だったので、まずは、湯を全部抜いて、デッキブラシで底にたまったヘドロを取り除く。そして、道の途中から湧き出ている源泉をパイプで引き込むが、これがかなり熱い。土手の下を流れる川から水を汲み、2人で5往復くらいしただろうか。なんとか寝そべって入れるくらいの湯量になったので、蚊に刺される前に急いで入浴。
 だまっているとどんどん熱くなっていくので、のんびり浸かるというわけにはいかないが、夏の日差しを浴びて、周囲の森を眺めながらのひとときは最高だった。
 その後、近くのそばや「さらしな山田屋」(写真右下)で、オススメの山菜そばを食べながら聞いた話によると、別の林道を入ったところにも露天風呂(たぶん「営林の湯」)があることが判明。キャンプ後で体力を消耗していたので、再訪を誓って知内を後にした。


■データ
 泉質:重炭酸土類食塩泉?
 住所:知内町湯の里
 露天:有
 宿泊:不可
 日帰り料金:−
 日帰り営業時間:−

2004/7/11 水無海浜温泉「ホテル恵風ゆったり館とどぽっくる」 評価:★★★
 函館から国道278号線を恵山方面へ。椴法華村市街地から右折して恵山岬を目指す。以前はこの高台に「恵山荘」という旅館が建っていたが、今は某雑誌の公共温泉満足度ランキングで見事1位に輝いた「ホテル恵風(ケイプ)」となっている。
 日帰り入浴は、宿泊者専用の展望風呂とは区別されているようで、「とどぽっくる」と呼ばれ、内風呂はごく普通の公共温泉レベル。露天に関しては、晴れていれば恵山が眼前に広がるはずだが、あいにくの雨のため拝めなかった。
 泉質は2種類あって、たぶん「恵山荘」から引き継いだ恵山岬温泉の源泉と水無海浜温泉と同質の源泉が2種類の湯船にそれぞれ注がれていた。
 この「とどぽっくる」だけとってみると、ランキング1位の理由はわからないが、泊まればその理由がわかるのかも知れない。
 そして、ここに来たら是非、水無海浜温泉も征するべき。ただし、満潮で入れないこともあるので注意。 
■データ
 泉質:ナトリウム−塩化物泉、
  ナトリウム・カルシウム−
  硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉
 住所:椴法華村字恵山岬61番地
 露天:有
 宿泊:可
 日帰り料金:400円
 日帰り営業時間:10:00〜21:00

2004/5/3 磯谷温泉 評価:★★★★★
 ここは、地図にもあまり載っていないので、道南の秘湯と呼べる温泉ではないか。南茅部から国道278号線を北上し、大船を過ぎると磯谷の集落が見えてくる。そこを左折し、急勾配の林道を進む。道幅狭し。
 かなり進むと、ダムと発電所の施設が見えてくる。その手前の左側に少し広くなったところがある。かつては旅館があったらしく、古ぼけた祠も残っている。その壁から、豊富な湯量の温泉が滝のように流れ落ちている。
 直接触ると、かなり熱いので、誰かが置いていったステンレスの浴槽に入っていた冷たい温泉をバケツで抜き、塩ビ管でお湯を貯めて温度調節をしながら、なんとか入浴。硫黄のにおいがする白濁した湯は、当然源泉100%であるが、成分が非常に濃いのを肌で感じる。久々の野湯に浸かり大満足。
 しかし、それだけでは終わらない。
 なんと、道の反対側でキャンプをしていた夫婦が、ブルーシートで露天風呂を作っていた。湯は先ほどの滝からホースで引っ張り、水は川からポンプでくみ上げて温度調節しているのだそうだ。夫婦のご好意で入らせてもらったが、湯の華をストッキングで取り除くなどの工夫もしてあるので、とても快適。そして、足を伸ばせるぐらい広い。ビールもごちそうになりながら、くつろいでいたら、さらに驚きの事実が判明。
 隣に、内風呂を作っているではないか。なんでも日中でも奥さんが恥ずかしくないように数年前から作り始めたという。
 さらに、露天風呂には、ホースで打たせ湯を作っている。恐るべし。
 北海道のいくつかの野湯で、風呂を作らないと入れないという話は聞いたことはあるが、実際に作っている人を見たのは初めてだ。しかも内風呂、打たせ湯までというのは、なかなか見られないのではないだろうか。
 あまりに感動して、30分以上この夫婦と話しこんでしまったが、単なる「温泉マニア」とも一線を画すこの2人はアウトドアの楽しみ方を知りつくしていると思った。が、真似できないとも思った。
<右の写真>
上から、ステンレス浴槽露天風呂、夫婦自作打たせ湯付き露天風呂、
夫婦自作内風呂




■データ
 泉質:硫黄泉?
 住所:南茅部町磯谷
 露天:有
 宿泊:不可
 日帰り料金:-
 日帰り営業時間:-

2004/5/3 大船下の湯温泉 評価:★★
 大船では、ホテルや町民保養センターもある上ノ湯が有名で入浴客も多いが、地元の漁師さんなどの常連さんが利用する下の湯も忘れてはいけない。案内看板などは一切なく、駐車場から木の橋を渡って、隣の民家に200円を払って入る。
 建物は、木で囲った簡素なもので、番屋みたいな感じ。中は脱衣場と浴室に分かれていて、浴室は洗い場が1ヵ所しかなく、シャワーなんかありえないので、源泉が注ぎ込む湯船の湯を直接掛けながら体を洗う。湯は上ノ湯よりも白濁が少なく、言ってみれば鮮度がいいのかもしれない。
 設備は、お世辞にも満足できるものとは言いがたいが、上ノ湯とは一味違ったひなびた雰囲気を味わいたければ、下の湯にも足を運んでみるのもいいかも。
■データ
 泉質:含硫黄ナトリウム塩泉
 住所:南茅部町大船
 露天:無
 宿泊:不可
 日帰り料金:200円
 日帰り営業時間:9:00〜22:00

2004/5/2 湯元花の湯 評価:★★★
 今回、函館に行って初めて知った温泉。国道5号線を函館に向かって、「産業道路」との交差点まで行く前に、右手に屋敷風の建物が見えてくるのですぐにわかる。
 この辺りは、陣川→北美原→ここと北に向かってどんどん温泉が開拓されていってるが、ここは典型的な都心型温泉銭湯といった感じ。
 洗い場、内風呂、露天風呂ともに広々としていて、特に露天は庭園になっていてかなりの開放感がある。(和風と洋風が男女週替わりで楽しめるらしい。)
 湯は、函館ではごく普通の茶色っぽい湯。源泉100%を謳っているが、これだけの広さだから循環じゃないのかなあ。
 客の多さを除けば、函館市内ではなかなかのグレードで、他の温泉の客を少なからず吸収するのではないだろうか。
 ところで、上流?でこんだけ湯をとられていって、湯ノ川は大丈夫なのだろうか。最近、ちょっと心配になってきた。
■データ
 泉質:ナトリウム・カルシウム−
     塩化物泉
 住所:函館市桔梗町418-414
 露天:有
 宿泊:不可
 日帰り料金:370円
 日帰り営業時間:10:00〜23:00

2004/5/1 西ききょう温泉「西ききょう健康グランド」 評価:★★
 ここの温泉の場所はとても説明しづらいが、「産業道路」を上磯方面に向かって、「亀自」のところの交差点を左折すると、道路脇に小さな看板があって、看板のとおりに進むとたどり着ける。野球場も目印。(函館人ならわかるべ?)
 西ききょう温泉と聞いて来てみたのだが、建物には「西ききょう健康グランド」と書いてある。明らかに「温泉」の文字を取り外しているので、もしや温泉が枯れたのかとも思ったが、中に入ってみるとその心配はふっとんだ。
 内風呂、露天風呂ともに、コンクリート管を寝かせて、その中におそらく源泉100%の温泉が掛け流しの状態。洗い場の湯も石けんが効かないので源泉のままだと思われる。
 ということで、湯はとてもいいんだろうけど、周囲を土建屋に囲まれた環境と一つ一つのコンクリート管が狭いのが難点。あずましく入ってられない。
 客層も常連さんが多い印象で、函館市内に住んでいるのであれば、あえてここに来なくても、こぎれいな温泉でいいような気がする。
 あと、入口付近の足湯っぽいところもよくわからない。
■データ
 泉質:含硫黄硫化水素食塩泉
 住所:函館市西桔梗町444-1
 露天:有
 宿泊:不可
 日帰り料金:370円
 日帰り営業時間:5:00〜24:00
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