
吉秒匠 Yoshinogi Takumi
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徒然
伝言
飛翔
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更新履歴/ 「徒然」はつれづれに随時更新。
2010/01/22
『写真』
今年の春節はバレンタインデーと重なるとか。
都会に働きに出ていたり、学生で実家を離れている、
なんていうパターンが近年の中国では増えていて、
3月までの旧正月期間に旅客輸送量は25億人に達するという。
昨年も、中国では駅のラッシュで死亡者が多発した、という話を聞くから、
日本の正月のようなものを想像してはいけないのだろう。
文字通り、死んでも家族のもとへ帰らなくてはならない旧正月。
以前、日本人と結婚して日本にやってきた中国生まれの女性と、
いっしょに働いていたことがあるが、
まあそりゃもう春節が近づくとそわそわしまくりで。
私も兵庫育ちだから、神戸南京町のには足を運んだことがあるよ、
というような話をすると、
獅子舞も爆竹も、あんなものではないんだと。
死ぬまでにいちどは本場で過ごしてみて、と。
言われたっけなあ──
この時期になると、思い出す。
一年の計は元旦にあるなんて、日本でも言うが、
中華圏の春節に計がある信仰はもっと過剰で、
だからとにかく派手に、衣装もととのえて、
家族の顔を見て、先祖をうやまって。
よい子にしていないとサンタが来ないと信じている子供みたいに、
そこはきちんとしないと一年が台無しになる、と確信してる。
だからこそ、億単位でヒトが動いてしまうわけです。
彼女も、休めないなら辞める、と毎年言っていて、
いちどは本場に来いと言いながら、
あのコ行っちゃったら私たちは休めないじゃない、
と苦笑いしたものですが。
その彼女は、けっきょく母親の体調が悪くなったということで、
迷わず仕事を辞めて旦那も残して国に帰ってしまいました。
げに大事は、家族なり。
これだけ通信機器が発達して、
毎日何時間でもパソコンでテレビ電話できるけど。
春節には、家族のピンチには、ぜんぶ捨ててでも逢いに行く。
その迷いのなさを、うらやましく思った。
そんな同僚のことを思い出しながら、
今年も本場へは行けないけれど、
せめて大根餅くらいは食べましょう。
親にも逢いに行こう。
なんかこれ、良い影響。
だれかがだれかを愛しているのを見せつけられると、
自分もそれをないがしろにはできなくなる。
そうやって続いてきた行事なんだろうな。
たぶん私もこのさき毎年、ああ春節だ、と思う。
春節ですよ。
それがなんなのかは、よくわかっちゃいなくても。
ようはめでたいのです。
春がきたってことなのです。
まわりのみんなを抱きしめて、祝いましょう。
Radish rice cake。略してRRC。
冷凍庫へ、そろそろ詰めこんでみる。
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いま。ここに在る、あなたを愛してる。
でも…………まだ、秘密。
徒然<鏡>