フッ素が歯によい訳

最近歯磨き粉のCMなどでお馴染みの「フッ素」。

ところでこの「フッ素」ってどのように「歯」によいのでしょう?
フッ素の効果

@酸をつくることを抑制します。
 プラークがつくる酸の量を抑えてくれます。

A再石灰化(自然修復作用)を促進します。
 カルシウムやリンが溶け出して(脱灰)、虫歯になりかかった部分の
再石灰化
(カルシウムやリンなどの再沈着)を促進させます。

B歯を強くします。

 歯の表面を酸に溶けにくい質に改良します。
フッ素を取り込む方法の種類

歯科医院専用のフッ素
 高濃度のフッ素を使用するので、たくさんのフッ素を取り込むことができますが、
誤って多量に使用すると、毒になってしまうので、日本では専門家が定期的に
塗布することになっています。

@リン酸酸性フッ化物溶液(APF溶液)0.9%(9000ppm)
年1〜2回塗布で効果が期待できます。

A2%フッ化ナトリウム溶液
2週間〜1ヶ月以内に4回塗布。

Bリン酸フッ化物ゲル0.9%(9000ppm)
年1〜2回塗布。

C8%フッ化第一スズ溶液
年1〜2回塗布。

家庭で用いるフッ素
 低濃度(ほとんどが1000ppm以下)のものを毎日継続して使用することで、歯の再石灰化を促進し、細菌の抑制が期待できる。

@フッ素入り歯磨き粉
☆歯磨き粉を飲み込まず歯磨きができ、ぶくぶくうがいができるようになる
2〜3歳頃から 使用可。


フッ素入り歯磨き粉であることの見分け方
 モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)か、フッ化ナトリウム(NaF)のいずれかの
記載の有無。


☆歯磨き粉の使用量

 ブラシの1/2以上。

☆歯磨きだけでは100%プラークを落とすことは不可能なので、
フッ素入り歯磨き粉を使用していれば、
残されたプラークの病原性を
低下させることができる。


☆できるだけ多くのフッ素を口の中に留めたいので、うがいは軽めに済ます。

Aフッ化物洗口
☆歯医者さんで250ppmか450ppmのフッ化物洗口剤を処方してもらい、
それを水に薄めて使用します。
1ヶ月は変質しないが、雑菌が混入してカビが生えたら新しい洗口剤を作る。
冷所に保存。

☆1回の洗口量は、ぶくぶくうがいしやすい量で決めます。


☆使用方法
 洗口液を口に含み30〜60秒洗口します。このとき少し下を向き全ての歯の表面に
行き渡るようにします。

 洗口後、吐き出して終了です。その後30分間は飲食物の摂取は避けましょう。

☆洗口時期

 洗口は1日1回歯磨き後にします。できれば就寝前に行うのが効果的です。
もしこの時間が難しい場合は、他の時間を選択します。


35〜50%の虫歯予防効果があります。

5歳頃から使用可。

Bフッ化物ゲル(商品名ホームジェル、ジェルティン、ピドケアなど)
☆通常の歯磨きの後に歯に塗るジェル状のフッ素。できれば就寝前の歯磨きの後に塗ると効果的。その後30分は飲食を控えること。

☆最近では種類が増え、いろんな味の商品が売り出されているので、(いちご、ぶどう、オレンジ、ミント、レモンなど。)子供さんにも抵抗なく使用することができると思います。東急ハンズ、ロフトなどの大型店か、歯科医院で販売されています。