A :大 槻 義 昭
質問内容の項目一覧
[栽培管理] [果実にヒビ] [果実に穴] [完熟しない] [病気] [仕上げ] [情報]
栽培管理
Q:定植する時、隣の苗と何十センチ離したらよいか。
A:蔓が棚に上がってからの広がりを考えると最低150センチは欲しいですね。
Q:肥料のやり方、量、時期を指導願いたい。
A:非常に難しい質問です。定植場所の地力、土作り段階での肥料投入量、棚の広さ、栽培する品種(小型か特大型か)等により、追肥のやり方は異なりますので、一概には答えられません。土作りの段階で、有機質の肥料が充分に入れられておれば、追肥は不要と言う人もいます。肥料(追肥)のやり方は、植物をよく観察し、植物と相談しながら必要な成分を必要なだけあげて下さい。
Q:連作は何回までは可能か。私は同じ場所で土は毎年入れ替えて作っています。来年は場所をかえます。
A:これも難しい質問です。「同じ場所で同じ作物の栽培を続けると病害虫の蓄積が生ずる」恐れがあるため、場所を変えた方が賢明というのが連作を避ける理由です。ヒョウタンは連作に極端に弱い植物ではないため、私は蔓割れ病(土壌伝染の病気)の発生がなければ連作は可能と考えています。他の病害虫は薬剤散布等で対策 が可能です。土を毎年入れ替えているなら、何年でも栽培を続けることができるでしょう。ちなみに、私は小さな花壇(160×65p、深さ30pまでの土を毎年入れ替え) で11年連続して栽培を続け、毎年それなりの収穫を得ています。この花壇に1本植えとし、200×400pの棚面積を確保しています。
Q:ハウス内での高温は着果を遅らせると伺っていました。その対策がありましたら。
A:確かに高温が続くと蕾の生長が遅くなります。着果次期には風通しをよくして、外気を入れるようにした方がいいと思います。
Q:畝幅
2.5mの横にネコヤナギ、サクランボがあり、根が畝の方に来ていると思う。影響あるか。Q:1株1果が太くなるとの話だが、私の近くに1株4個しかも子蔓1本に2節続いて2個、近郷では最大級がなってる。これは異常でやはり1株1果の方が良いのか?(品種は筑波1号)
A:土作りと棚面積が充分、そして摘芯や整枝、着果位置、病害虫防除等の栽培管理が適切ならば10〜20個程度の果実を成らせることができます。それらが不適切ならば1個も得られません。条件が良くないのに欲張って沢山の果実を得ようとすると全滅することがありますので、完熟果実を確実に手にするために『1株1個』を薦めています。
Q:いぼ瓢を栽培したら、写真のような型のものになり、いぼは10カ所程度でただけでした。
A:“いぼ瓢”の正規のものは、径15p程度の球形で最上部と底部以外にびっしりとイボが出ます。しかし、自家授粉しにくいため純系の採種は困難です。この理由により、別々の果実から採種した種を1個ずつ組み合わせて種の配布を行っています。発芽した全部の苗を育てていただき、正規の形のものを選んでほしいと思っています。
Q:果実が熟す過程でひょうたんの表面に細かいひび割れが生じたものがあった。なぜか?
Q:表面のヒビ割れの原因と防止策は?
Q:小坪日本一がヒビ割れしたこと。胴回り
Q:大長が多数なったが、途中で腐り、成ったものは1本(8月下旬)
A:『大長』は果実の伸長が早いため殻が薄くなる傾向が強い品種です。また、放っておくと、多数の果実を成らせるという特徴も持っています。殻が固い完熟果実を得るには摘果して果実数を制限することが重要です。
Q:第1回目の人工授粉で(5〜6ケ)長さ7〜
10p位になった頃、皆腐ってしまった。又、30p位成長したものが、下から腐ってしまい残念。原因は何か。
Q:うどんこ病が発生するので何か良い方法はないか。消毒もルビゲン1万倍、バイレトン2000倍、ダコニール1000倍を交代で5日の割合でやっても発生した。
Q:うどんこ病にはほとほと根負けしている。よい対処の方法はないか。
Q:うどんこ病の特効薬を教えて下さい
A:皆さん、大変お困りのようですが、うどんこ病はそれほど怖い病気ではありません。人間であれば“微熱が続いている”程度に思って下さい。しかしながら、何もしないでいると“肺炎”になる恐れがありますので、病気の発生を認めたら、薬剤散布を行って、できるだけ退治するようにして下さい。市販の薬で“うどんこ病”に効くものであればどれでも構いません。完治を期待するのは無理だと思います病気を抑えながら、付き合って下さい。
Q:ウイルス病が昨年と同じ所に出て、この対策を調べている。
A:ウイルス病は葉にモザイク状に濃淡が表れたり、葉や新芽が縮んでしまったり、果実に凹凸が表れるなどの症状が出る怖い病気です。薬剤散布をしても治ることはありません。主にアブラムシによって伝搬しますが、人が触ることによっても伝染しますので、ウイルス病に罹った植物を見つけた場合は取り扱いに注意して下さい。ウリ科植物に感染するウイルスは3〜4種類ほどだと思いますが、前年栽培の感染植物が原因となって、翌年も同じ場所で発生するのはCGMMV(キュウリ緑斑モザイクウイルス)という1種類だけで、非常に稀なウイルスですので、危険性は低いと思いますウイルス病への対策は、苗が小さい間に感染することを避ける意味で、定植したら、直ちにビニールをかけ、主茎が1〜2m程度に育つまで、トンネル栽培することです。これにより、アブラムシの飛来をかなり防げると思います。蔓が棚に上がってからは、ウイルス病の予防は困難だと思います。開花期以降の感染ならば、ある程度の収穫は期待できるでしょう。
Q:収穫が遅れると黒、黄色のカビ・シミが出来るので、防ぐ方法はないか。
A:果実が完熟していれば、そう簡単にカビやシミがでるとは思えません。多分、果実は未熟状態のまま、茎や葉が枯れたのでしょう。病害防除のための薬剤散布をこまめに行って葉や茎を守り、果実を完熟させることです。
Q:臭いのない種出し方法があるそうだが、どこでそのような薬品を売っているか
A:植物繊維を溶かす酵素を利用する方法で、薬品名は『バイオひょうたんごっこ』、ヤクルト薬品工業株式会社で製造しており、サカタのタネの通信販売で取り扱っています。最近、種出し法として『二段階法』を開発し、会員さんに対して技術紹介をやっています(2000年9月仲間通信ミニに同封)。この方法は薬品を使わず、臭いを低レベルに抑える種出し方法です。
Q:種出し、水漬けし、何回も水替えをした後、乾燥させるのですが、きれいに乾燥出来ません。皆さんはどのようにしているか。
A:きれいに仕上げるには、種出し後の“アク抜き”を徹底的にやることが重要です。アク抜きと言っても実態は『腐るべきものを徹底的に腐らせて除くこと』ですから、一定の期間(水温によって異なり、夏場だと1週間、10月頃だと2〜3週間)が必要です。頻繁な水替えは必要でなく、水替えは3回程度で充分です。次にできるだけ速やかに乾燥させることも重要です。乾燥する時が長雨にぶつかったらカビが生えることもあります。除湿器の利用、扇風機の風を当てるなど、手早く乾燥させるようにして下さい。
Q:今回、肉厚のあるものが数個ありましたが、乾燥時に口にヒビ割れするものが2個ありました。乾燥方法の良いやり方を伝授下さい。
A:肉厚の瓢箪の場合、乾燥過程でヒビ割れが生じることがあります。原因は乾燥ムラと思われますので、瓢箪を時々回すなど、均一に乾燥するように気をつけて下さい。
Q:岩手県では水漬けしてもなかなか腐りが遅く、1ヵ月でもまだ臭み取りの水漬けが終わっておりません。成熟したひょうたんですと青皮をはぎ取るのに大変苦労します。
A:腐らせる段階で、水槽内に熱帯魚用のヒーターを入れて、水温を上げるなど、工夫を試みて下さい。
Q:地域差がありますので、大変でしょうが、各品種の栽培マニュアルがあってはと思います。
A:ジャンボひょうたん会で発行している『栽培マニュアル』には、ひょうたん栽培<に必要な基本事項が書いてあります。その中で、品種によって栽培法に違いがある部分については、表にまとめていますので充分理解できるはずです。自分の地域の気象条件、土壌条件、等を考慮して、自分なりの栽培法を確立して下さい。
Q:飾りヒモの結び方、つけ方について教えて下さい。
A:新潟県愛瓢会編による『加工のいろは』に詳しく説明されています。ジャンボひょうたん会の事務局でお世話していますので、必要な方は申し込んで下さい。(送料込みで1270円です。)
Q:どんな形のひょうたんが地球上のどの土地でとれるのか、分布を知りたいのですが、そんな資料があればご教示賜りたく存じます。
A:外国の本を含め、何冊かの資料をもっておりますが、富井さんのご要望に応えられるようなものは見当たりません。体系的な調査はおこなわれていないのではないでしょうか。>
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